高卒の月収はどれくらい?高卒でも稼げる業界とは?|20代未経験の転職ならツナグバ

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高卒で就職や転職を検討している人の中には、実際に高卒で就職し働くと「どれくらいの月収なの?」「大卒と比較してどれくらい収入に差があるの?」といった疑問はありませんか。

本記事では、若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバが、高卒での就職、転職は稼げるようになるのか、高卒でも稼ぐためにはどんな業界でどんな仕事をしたらよいのかをご紹介します。

目次

高卒の月収はどれくらい?

気になる高卒で就職した場合の平均月収はいくらでしょうか。

年齢別の高卒の月収について調べてみました。(参照、令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別より)

【高卒の年代別月収】

[年齢]        [月収]

〜19歳   182500円

20〜24歳  199100円  

25〜29歳  224100円

30〜34歳  247100円

35〜39歳  265300円

40〜44歳  283100円

45〜49歳  301600円

50〜54歳  310400円

55〜59歳  314500円

あくまで統計上の実績をもとにしたデータではありますが、少しずつ年齢と共に月収が上がっているのが分かります。

高卒と大卒での収入差

高卒と大卒の月収について改めて深掘りしていきます。大卒の給与月収はいくらでしょうか。先程ご紹介した厚生労働省のデータを大卒で見ていくと、20代から既に数万円単位で高卒の方が月収が低いことが分かります。

30代時点で既に6万円以上差があり、40代になると10万円〜12万の差、50代になると17万円以上の差が開いています。

学歴不問の求人もあり高卒でも稼げる仕事はありますが、過去の実績としてはシビアな数字となっています。

【大卒の年代別月収】

[年齢]        [月収]

〜19歳      –

20〜24歳  229400円  

25〜29歳  260700円

30〜34歳  301200円

35〜39歳  346000円

40〜44歳  386100円

45〜49歳  426900円

50〜54歳  484500円

55〜59歳  485100円

大卒の求人には大手企業も多く存在しています。中小企業の求人であっても商品の設計や開発、研究、生産技術など高度な仕事は大卒向けに求人がでていたり、キャリアアップの道も開きやすいケースや、大卒の方が大手企業の管理職になりやすかったりと年齢とともに差が大きく開いているのが現実です。

高卒だと昇給しづらい?!

高卒だとなかなかキャリアアップできずに昇給も難しいのではないかと心配になるかもしれません。

ただ、高卒だから昇給できない訳ではなく、就職後の努力して成果を出したり、資格取得をすることで任せられる仕事の幅が広がっていけば昇給も望める場合も数多くあります。

高卒でも稼げる業界とは

学歴を重視する会社がまだまだあるのが現実ではありますが、一方で高卒でも積極的に採用して実際に学歴に関係なく稼いでいる人達は沢山います。

今回は高卒でも稼げる業界についてご紹介していきます。

建設業界

道路やダムなどのインフラ整備の作業員や建設に関わる加工品の工事など、建設業といっても取り扱うものは幅広くあります。

最初は作業員として働き、ゆくゆくは現場監督など施工管理技士などを目指すことができます。

建設業界は学歴よりも現場の経験を重視しており、高卒から入社して活躍している人が多い業界です。資格を取得することで作業員としてだけでなく土木施工管理技師としての仕事ができるようになります。

努力次第で高収入も得られる業界のため大卒にこだわる必要はなく、高卒で手に職をつけて稼ぎたい人には、よい環境といえます。

IT業界

世界的にもAIの発達とともに、自動運転やロボット化、ビッグデータによるビジネスが広がり、身近な所では家電とネットを繋いで使用するようになったりと急速なIT化が日本でも進んでいます。

人々のあらゆる場面でIT化は進み、プログラマーやエンジニアなどの需要が高まっています。徐々にスキルを身につけて働くことができれば、IT業界の場合は高卒でも大卒と大きな差がなく稼ぐことができる業界といえます。

学歴よりも技術力などのスキルを重視して評価する傾向が強いため、努力した分だけ結果がでやすいのは魅力です。

小売業界

小売業界はスーパーからアパレルまで幅広くありますが、共通点は、顧客に商品を販売して売上をつくっていくという点です。高卒求人の多くは現場で仕事をするため、販売、接客スキルが身についたり、企画や販促について関わったり、陳列作業なども含めたあらゆる仕事に携わることが出来るでしょう。

スーパーなどであれば部門ごとに扱う品目が分かれており、裏方の仕事を担うようになります。

一方、アパレルならばお洒落が好きな人や興味がある人にとっては魅力的な業界ですが、実際は体育会系なところもあり目に見えない多くの努力が必要な業界にはなります。

小売業界は現場経験の後、リーダー、マネージャー職など昇格が可能な場合が多く、高卒でも成果次第で活躍の場は広がりやすいでしょう。

教育・学習業界

塾講師、予備校講師、英会話スクールをはじめとする語学スクール、資格スクール、その他関連するサポートスタッフなど教育・学習業界も高卒で活躍できる仕事です。

高卒だと難しいのではと考える人も多いかもしれませんが、塾講師などは学歴不問の場合もあり、高卒だったとしても教員免許を取得していれば採用される可能性も高まります。

教員免許は高卒だからといって取得できないわけではありません。大学や短大で必要科目を終了し取得するのが一般的ですが、教員資格認定試験に合格するか、特別免許制度を利用すれば、教員免許を取得できます。

教員資格認定試験に合格すれば、教職課程を履修せずとも、幼稚園や小学校、特別支援学校などで働くことが可能になります。

宿泊・飲食業界

宿泊業界は大卒の採用枠がメインと思っている方も多いかもしれませんが、実際は学歴にこだわらず採用している会社が多く、高卒で就職するとホテルスタッフとして活躍することが一般的です。フロントなどの受付だけでなく営業部門や料飲部門といった別の仕事もあり、ホテルだけでなく旅館もあり、規模感も様々です。

飲食業界も若い人材を積極採用し、経験を積んで早期に店長やマネージャー職などの役職につく可能性もあるでしょう。

宿泊・飲食ともに大手か中小企業なのかで環境や待遇、福利厚生も大きく変わり、会社の色も異なるため自分がどのような会社で働きたいかをよく検討する必要があります。

まとめ

高卒での就職は心配なことが付きまとうかもしれませんが、現実を知った上でニーズのある業界で経験を積めば、高卒だからと稼げないといったことはありません。

努力しながらスキルアップしたり資格取得をすることで任せられる仕事も次第に増えて収入面も少しずつ変わっていきます。場合によっては現在の仕事から転職した方が稼げる可能性もあります。高卒だからと悲観せずに、自分の可能性を信じ、前向きに稼ぐための仕事について考えてみてください。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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