高卒の初任給の相場は?給与アップの方法と高収入が得られる業界を紹介|20代未経験の転職ならツナグバ

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就職先を決める際に給与面を気にされる方は多いと思いますが、多くの企業は高卒と大卒で給与に差があります。では、高卒の初任給はどれくらいなのでしょうか。この記事では、高卒の初任給の相場給与アップの方法、また高卒で高収入が得られる業界を紹介します。

目次

高卒の初任給の相場は?

学歴に関係なく、働く以上は高収入を得たいと思って当然です。しかし高卒の初任給は、大卒に比べて低いのが現状です。ここでは、高卒の初任給の相場を紹介します。

(1)高卒初任給の相場は男女平均16万7千円

厚生労働省が発表した令和元年賃金構造基本統計調査・初任給の概況によると、高卒初任給の相場は、男性が約16万9千円、女性が16万5千円、男女平均で約16万7千円と報告されています。また、以下は平成27年度から令和元年までの初任給の推移です。

【高卒者の初任給及び対前年増減率の推移】

区分平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度令和元年土
男性163.4千円163.5千円164.2千円166.6千円168.9千円
女性156.2千円157.2千円158.4千円162.3千円164.6千円
男女平均160.9千円161.3千円162.1千円165.1千円167.4千円

出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」

(2)高卒初任給は都道府県や業界の違いでひらきがある

高卒初任給の相場である16万7千円は、あくまで全国平均です。都道府県や業界の違いで金額に大きなひらきがあります。そのため、全国平均より初任給が低い地域があれば、反対に平均より金額が高く、また大卒以上の収入が得られる企業も存在します。高収入が得たいと考える高卒者は、就職先を選ぶ方法の1つとして地域や業種を組み込んでもいいのかもしれません。

高卒と大卒の初任給の違い

高卒者の初任給の相場を紹介しましたが、大卒との違いはどれくらいなのでしょうか。ここでは、高卒と大卒の初任給の違いを紹介します。

(1)大卒初任給の相場は男女平均21万円

高卒者の初任給と同様に、厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査・初任給の概況」によると、大卒の初任給が男女平均で21万円となっています。高卒者の初任給相場が16万7千円でしたので、その差は4万3千円(年間51万6千円)と大きなひらきがあるといえます。

【大卒者の初任給及び対前年増減率の推移】

区分平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度令和元年土
男性204.5千円205.9千円207.8千円210.1千円212.8千円
女性198.8千円200.0千円204.1千円202.6千円206.9千円
男女平均202.0千円203.4千円206.1千円206.7千円210.2千円

(2)高卒と大卒で給与にひらきがある理由

高卒と大卒の違いで初任給にひらきがある理由として、大卒者は高卒者と違って専門分野を学んでおり、また大学に通うことで経験できるコミュニケーション力に期待されていることが給与面に反映していると考えられます。とはいえ、企業や業種によって高卒でも高収入を得ることは可能であり、学歴を気にする必要性は薄れてきていると思われます。

高卒の給与アップの方法

高卒と大卒の初任給の違いを紹介しましたが、初任給に大きなひらきがあることを知って学歴を気にしてしまった方がいるかもしれません。しかし、高卒でも収入をアップすることは可能です。ここでは、高卒の給与アップの方法を紹介します。

(1)経験を積んで出世する

高卒者が給与を上げる1番の方法は、企業に長く勤めて経験を積み、また出世していくことです。出世とは、企業内にて責任あるポジションに就くことを意味しており、責任が大きくなるほど給与はアップします。基本給が上がるのはもちろんですが、役職手当やインセンティブ等が足されることもあります。

(2)希少性の高い資格を取得する

希少性の高い資格を取得すると、給与がアップします。たとえば、高卒資格で取得ができる宅地建物取引士は、平均年収が600万円前後とされており、努力次第で1000万円以上の収入を得ることも可能といわれています。業種によって希少性の高い資格がありますので、興味がある業界を絞った上で希少性の高い資格を取得しておくと、収入アップに繋がります。

(3)年収が高い業界へ転職する

現在勤めている職場の給与に満足されていない方は、年収が高い業界へ転職するのも給与アップに繋がる方法です。サービス業から営業職へ転職すると、頑張り次第でインセンティブが加算されますので、高収入が得られる可能性が高まります。また、営業職の中でも医療・金融・商社の業界であれば、より収入が高額になるといわれています。

(4)収入源を増やす

給与とは異なりますが、収入源を増やすことで年収は高くなります。近年、働き方改革による副業や兼業が促進されており、空いた時間に掛け持ちで働いたり、フリマアプリを活用して収入を得るといった方法です。お小遣い程度で副業をはじめたものの、気づけば本業の収入を超えるケースはよくみられます。自由な時間は減る可能性はありますが、自分次第で収入を増やすことは可能といえます。

高卒で高収入が得られる業界

続いては、就職活動および転職活動をされている高卒者の方に向けて、高卒資格で高収入が得られる業界を紹介します。給与面だけではなく、仕事の内容もわかる内容になっていますので、企業選びの参考にしてみてください。

(1)IT業界

プログラマーやシステムエンジニア、ウェブディレクターやITコンサルタントといったIT業界は、高収入が得られる代表的な職業です。職種によって収入は異なりますが、600万〜1000万円、ITコンサルタントの場合は2000万円近い年収が得られる可能性を秘めています。

(2)通信業界

テレビ局のアシスタントディレクターやプロデューサー、インターネット回線の提供会社といった通信業界は、高収入が得られる業界の1つです。テレビ局はコマーシャルによる広告収入が大きく、そのための企画やアイデア等で評価されると収入が増加する傾向にあります。テレビ局や立場で収入は異なりますが、40代で平均1500万円前後の年収になるといいます。また、携帯会社やインターネット回線を提供する会社等は、契約者から得る通信費で成り立っており、大手企業で平均600万〜800万円の高額な年収が見込めます。

(3)不動産業界

不動産開発業者や不動産金融関係、大手ゼネコン等の不動産業界は、30代で平均600万〜700万円の年収が見込める業界です。不動産関連の職種によって収入額は異なりますが、専門的な資格が必要となるケースが多く、希少性の高い資格を取得するほど高収入が見込まれます。

(4)営業職

営業職は、平均年収500万〜600万円と高額な収入が得られる業界です。また営業職の収入面におけるメリットとして、成績に応じたインセンティブが設定されている企業が多く、基本給にプラスαがあるため、頑張り次第で年収を上げるチャンスがあります。さらに、営業といっても職種の違いで平均年収は異なります。とくに高額な収入が期待できる営業職は、医療・金融・商社とされています。

(5)公務員

国家公務員や地方公務員の基本給は決して高くはありませんが、安定した収入が得られる職業といえます。また勤務年数や役職に就くことにより、年収・ボーナス等が増える特徴がみられます。地方および国家公務員ともに、平均年収は600万〜700万円とされています。勤務時間や休日、福利厚生やコンプライアンスが徹底されている業界ですので、高収入な上に働きやすい職業といえます。

まとめ:高卒でも高収入は得られる!

高卒初任給の相場は、大卒と比べて高いとはいえないのが現状です。とはいえ、希少性の資格を取得したり、高収入が得られる業界へ転職するなど、収入を増やす方法はたくさんあります。高卒=低所得と考えず、自分次第で収入を上げられると前向きに考えましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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