失業保険は扶養制度のことを理解しよう|20代未経験の転職ならツナグバ

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失業保険と扶養制度には関係があり、失業保険を受給する際に扶養制度についても把握しておくことをお勧めします。ここでは、失業保険と扶養制度についてや二つの関係性などを紹介していきます。

目次

失業保険と扶養制度とは

失業保険と扶養制度のことを詳しく理解しているでしょうか。失業保険は退職してから再就職するまでに支給される交付金であり、扶養制度は被扶養者がいることで給与が多く支給されたり、税金などが免除されることもあります。次に、失業保険と扶養について詳しく説明します。

失業保険

失業保険は失業してから再就職が決まるまでの無収入期間を支援する目的の交付金です。そのため、退職してもしばらくは最低限の生活を送ることが期待できますが、退職してすぐに交付が始まるのではなく、退職方法によって約1~2カ月後から支給されます。また、全ての人が退職したら失業保険を受給できるわけではなく、退職した会社が雇用保険に加入していることが絶対条件となります。また、失業保険を受給するためにはハローワークで手続きをしたり、最低1か月に1回就職活動をする必要があり、さまざまな条件をクリアして初めて受給することができます。ちなみに失業保険金は年齢や雇用保険の加入期間などによって変わり、支給される期間も違ってきます。

扶養制度

扶養制度とは、自分だけでは生計をやり取りすることができない家族や親族に経済的に支援する制度のことです。例えば夫婦二人で生活している場合で専業主婦であれば、妻は扶養に入り被扶養者となります。被扶養者がいることで夫の働き先では配偶者手当が支給されたり、所得税などの控除が受けられるようになります。しかし、妻がパートなどをしており、一定以上の年収があると配偶者控除が軽減されたり、ゼロになってしまうこともあります。103万円以上稼いでしまうと配偶者控除が外され、配偶者特別控除になります。これらの金額は現在でも話題になっており、度々変更される可能性もあるため、定期的に確認しておくことをおすすめします。

失業保険受給に扶養に入れるのか

扶養は上記でも紹介したように自分だけでは生計を立てることが難しい人のための制度であり、失業中であれば、その条件に当てはまる可能性が高いです。失業中であれば、失業保険を受給している可能性があり、そのような場合でも扶養に入ることができるのか気になるのではないでしょうか。失業保険を受給しているときでも条件をクリアしているのであれば、扶養に入ることができます。次に、失業保険を受給している中で扶養に入れる場合と入れない場合に分けて紹介します。

入れる場合

失業したのが妻であり、夫が働いている場合に妻が夫の扶養に入ることは可能です。しかし、誰でも加入できるわけではなく、妻の年収が130万円未満である必要があります。ちなみに年収は去年の年収ではなく、今年の年収の見込みとなっているため勘違いしないようにしましょう。また、年収は給与だけではなく、失業保険などの給付金も含まれます。そのため、失業保険を受給すると年収130万円以上になってしまう場合は扶養に入ることができません。また、妻の年収が夫の年収の2分の1以下でなければならない条件もあります。ちなみに失業保険の支給金は税法上では収入と判断されませんが社会保険上では収入と判断されるため、1日分の支給額を計算して、3612円未満であれば、扶養に入ることができます。また年齢が60歳以上の場合は5000円未満であれば、扶養に入れる可能性があります。

入れない場合

失業保険を受給している最中に扶養に入ることができない場合もあります。失業保険受給中です。失業保険を受給している期間は扶養に入ることができません。しかし、失業保険はすぐに受給が開始されるのではなく、自分都合で退職した場合は待機期間を合わせて3か月と7日となっています。その間は失業保険を受給していないため、扶養に入ることができます。しかし、受給が開始されれば扶養に入ることができないので、外す手続きをしなければいけません。ただし、失業保険受給後であれば、条件を満たしていれば扶養に入ることができます。ちなみに失業保険を受給している間に扶養に入ることができない理由は失業保険の目的と扶養の目的が相反しているからです。

失業保険受給までに扶養に入るメリットとデメリット

上記でも紹介したように失業保険を受給する前であれば、扶養に入ることができます。しかし、受給が開始されれば、扶養から外れてしまうため、期間で言うと1~3か月の間になります。そのため、無理に扶養に入る必要はないのではないかと考えてしまう人もいるのではないでしょうか、実際失業保険受給前に扶養に入ることはメリットとデメリットがあり、全ての人に一時的にでも扶養に入った方が良いとは一概には言えません。次に、失業保険受給前に扶養に入った場合のメリットとデメリットを紹介します。

期間中は社会保険料などの負担がなくなる

失業保険を受給する前に扶養に入ることができれば、社会保険料などの負担がなくなるメリットがあります。失業保険の受給が開始されるまで長ければ3か月程度あり、その間は無収入である可能性が高いです。しかし、生活する溜めには食費や光熱費などを支払わないといけませんが、社会保険料などの支払いをしなくてはいけません。そのため、ある程度の貯蓄がなければ、生活することが非常に難しくなってしまいやすく、支払いが滞ってしまう可能性があります。そのようなことを未然に防ぐためには短期間ではありますが、扶養に入っておいて損はないのではないでしょうか。

受給すると扶養を外す必要がある

上記でも紹介したように扶養に入れる期間は失業保険の受給が始まるまでであるため、始まると扶養から外さなければなりません。受給が開始されれば自動的に扶養から外れるのではなく、手続きをして外す必要があります。そのため、開始される前に扶養を外すことを忘れないようにする必要があり、もし扶養から外すことを忘れてしまうとトラブルになってしまいます。例えば、失業保険受給期間に扶養に入れたままの状態で健康保険を利用してしまうと後で請求される可能性が高いです。扶養から外すための手続きは保険証を持って市役所に行くことで手続きをすることができます。この作業が面倒と感じてしまうのであれば、失業保険の受給前に扶養に入らないという選択肢も出てきます。特に、失業保険の受給までの期間が短ければ、扶養に入る手続きをしてすぐに扶養から外れる手続きをしなければならなくなってしまいます。

まとめ

失業保険を受給する際に扶養に入るか入らないかでさまざまな条件が変わってきます。失業保険受給前に扶養に入ることがメリットになる人もいれば、メリットにならずに手続きだけが面倒になってしまう場合もあります。そのため、失業保険受給前に扶養に入るか入らないかで悩んでいるのであれば、扶養に入ることのメリットを把握して得たい効果があれば入り、得たい効果がないのであれば、扶養から外れたままで問題ありません。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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