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- #高卒就職 高卒者が目指す就職先やおすすめの業界のこと。
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高卒での就職活動は大変そうというイメージを持たれる方もいると思います。しかし文部科学省のデータ(令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について)によると、高卒者の就職率は98%となっておりほぼ全員が職に就いていることがわかります。そこで今回は実際に高卒者に人気の就職先とともに、おすすめの就職先まで詳しく解説していきます。まだ目標が定まっていない方やこれから就職活動をはじめる方はぜひ参考にしてみてください。
・高卒者の初任給・年収はいくらくらい?
高卒者は大学を卒業する人たちよりも4年早く社会にでられる一方、年収については大卒者よりも低くなる傾向があります。大企業では応募者が殺到するため学歴フィルターとよばれるものが存在することがあります。これにより高卒者の求人が少なってしまうのが原因のひとつです。
厚生労働省の発表によると、2023年度の高卒者の平均年収は男性が約298万円、女性が約223万円となっており、大卒者平均と比べると70~100万円ほど低くなります。また、初任給についても高卒者男性の平均が約163万円、高卒者女性の平均が約156万円となっており大卒者平均と比べると40万円ほど低くなることがわかります。
一方で高卒、大卒関係なくスキルや経験、実力さえあれば大卒者よりも高収入を得ることができる就職先もあります。では、どのようにして就職先を選ぶべきなのか順番に解説していきます。
高卒でも資格取得を目指そう
資格には様々なものがあります。応募要項が厳しいものもありますが、中には高卒でも取れる国家資格も存在します。その職種に需要のある資格を取得すれば、学歴がなくても高収入になれる可能性があります。また資格を持っていることで「資格を取得する際に労力をかけて勉強した」=「やる気のある人」であるというイメージが生まれます。これは就業する上で、スキルだけでなく信頼にもつながり、就職活動や転職活動を有利に進めることができます。
・高卒でとれる資格
1.宅地建物取引士(国家資格)
不動産をやりとりする際に取引物件の重要事項を説明するために必要な専門的な資格です。独占業務が存在するため、不動産業界の中でも重要なポストに就くことができます。ただし合格後2年以上の実務経験が必要であるので注意してください。
2.基本情報技術者(国家資格)
こちらの資格はITエンジニアの登竜門と呼ばれており、主に情報処理に関する基礎的な知識を学習します。難易度はレベルによって異なりますが、レベル1の試験では合格率25%となっておりほかの国家資格と比べて取得しやすいのがポイントです。
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・高卒者に人気の就職先ランキング
1位:公務員
安定した収入を得られ、福利厚生も整っているため人気の職種です。大卒程度と記載されていることもありますが、目安の難易度であって合格すれば高卒でも採用されます。景気に左右されず長期的に働けるのもメリットのひとつです。デメリットとしてはがんばった分だけという給料形態ではないためたくさん稼ぎたいという人にはおすすめできません。
2位:建設・建築業
力仕事が多いイメージですが、資格を取得することで現場作業だけでなく現場監督や事務作業、作業管理など仕事の幅が広がります。体力的にはハードな業界ですが、それでも人気の理由としては業界全体として給料が他と比べて高く設定されている傾向があるためです。また大勢の人たちと協力してものづくりをするため、仲間とのコミュニケーションやリーダーシップを学ぶことができます。さらに最新技術の導入が進んでいるため、単純な肉体労働だけでなく様々な技術を身につけることができる。人手不足の業界であるため、募集が多いのもポイントです。
3位:情報通信業(IT業)
業務内容は主にインターネットWEB業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界に分かれており幅広いです。同じIT業界でも職種は多岐にわたるため、様々な経験を積み重ねてキャリアアップを目指すことができます。また学歴ではなくスキルを重視する傾向がある業界なので、高卒でも実力があれば昇進や昇給を狙えます。個人プレーの世界だと思われがちですが、連携して作業をすることが多いのでコミュニケーション能力やタスク管理能力は必要不可欠でしょう。
4位:福祉、介護業
経験がなくてもはじめることができ、従事しながら資格をとれるのが特徴です。資格をとることで業務の幅が広がり、収入もあがります。また業界全体として若手の人材が不足しているため、募集が多いのもポイントです。ただ業務内容として車いす移動の際や入浴介助の際など人を持ち上げたりする機会が多いため、肉体的にはハードな仕事であります。そのためきつい仕事内容にも耐えられる体力が必要です。シフト制であるため介護時間の融通がききやすいため自分いあった勤務時間を選ぶことができます。そのため家族や自分の時間を大切にしたい人におすすめの職業です。年齢や性別、学歴を問われることはありません。また一般的には定年退職したあとでも働くことができる職種です。自分自身の両親の介護にも知識を活かすことができます。
5位:製造業
工場でものづくりをするため肉体労働が主な内容になります。基本的には業務時間が決まっており定時であがれます。長期休暇も取りやすいため自分の時間をしっかり確保したい人にはおすすめです。また高卒を対象とした求人が多く、採用が厳しい大企業でも製造業に関しては応募しやすいのもポイントです。
・高卒者におすすめの就職先ランキング
1.営業職
営業職は業界問わず募集されている職種です。顧客に自社商品やシステムをアピールするため、人と話すことが好きな人に向いている職種です。また既存の顧客に営業して回る「ルート営業」や、新しい顧客を見つける「新規開拓営業」など、営業の仕方は様々なので自分に合ったスタイルを選びましょう。学歴ではなくスキルや経験が重要視される実力主義の傾向が強いため高卒や未経験でも挑戦しやすいのが特徴です。また個人の成果に応じて報酬が決まるインセンティブ制度であるため、実力次第では高収入を狙いやすいのもポイントです。
2.接客・サービス業
サービス業は大まかに4つに分類されます。宿泊や飲食を提供する業界、冠婚葬祭や旅行業などの生活関連サービス業、郵便局や協同組合を運営する複合サービス業、その他自動車整備や派遣サービスなどどの分類にも属さないものがあります。なかでも高卒の方が働きやすいのが宿泊・飲食業サービス業です。長期勤務によって正社員になりやすく、その場で接客スキルや対応力が学べるのもポイントです。
3.プログラマー
SEからの設計図をもとにプログラミングを設計します。その後実際に設計したプログラムを動かし、バグを修正するのが仕事です。この職業も実力主義の傾向が強いため、スキルを磨く時間がある高卒の方におすすめです。プログラミングを独学で学ぶことも可能ですが、プログラミングスクールに通うと効率的にスキルを得ることができるでしょう。企業で学び、一流のスキルや経験を積んだあとにフリーランスのプログラマーとして働くと高収入を得ることも可能になります。
高卒者でも資格取得して自分に合った職種を探そう
今回は高卒者に人気の就職先ランキングについてまとめました。就職において高卒では早いうちから社会経験を積めるというメリットもありますが、一方で大卒との給料格差、学歴フィルターがある企業などのデメリットも存在します。現在の市場動向やランキングなども参考にしながら自分に合った職種を効率的に探しましょう。
この記事を書いた人
南雲 大輝(なぐもだいき)
株式会社ツナグバ 公式サイト
Work Experience: ITエンジニア
Hobby: 猫吸い
MBTI: 運動家-ENFP-
Favorite: 夏、海、猫、K-POP、カラオケ、竹輪の磯辺揚げ
一人ひとりの想いを大切に、希望や不安に寄り添いながら転職活動を全力サポート!企業紹介から履歴書作成、面接対策まで丁寧にお手伝いし、理想のキャリア実現をお手伝いします!
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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