2023年度の中卒の割合は?気になる中卒の求人率や就職率もご紹介!20代未経験の転職ならツナグバ

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  • #スキルアップ 就職やキャリアアップのために資格取得や技術習得を行うこと。

「中卒で働きたい」

「中卒でも就職することができるの?」

日本では中卒の割合は少数派ですが、実際には中卒でも就職することは可能です。しかし、高卒や大卒に比べて、キャリアアップが難しいなどの問題もあります。でも、スキルアップを目指すことで、キャリアの道が広がり昇給や昇進に有利となります。ここでは、最近の中卒の割合や就職率をご紹介するとともに、スキルアップを目指す方法などをご紹介します。ぜひ、参考にして頂いて、これからのキャリアをプラスのものにしていきましょう!

目次

最終学歴が中卒の割合はどのくらいなのか?

中学卒業後、多くの人が高校に進学しますが、その一方で中卒の人もいます。特に、ご自身が中卒の場合、世間での中卒の割合が気になることもあるでしょう。ここでは、最近の中卒の割合と、中卒を選ぶ理由についてご紹介します。

2023年度における最終学歴が中卒の割合は?

文部科学省が公表した「令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値」によると、令和5年度の高等教育機関への進学率は84%と過去最高となっています。この結果、残りの16%が中卒だということが分かります。平成2年度の高等教育機関への進学率が約54%で残りの約46%が中卒であるのに比べて、令和3・4年度の高等教育機関への進学率が83.8%であることから、年々、中卒が減っている状況です。

年代や性別での中卒の割合の違いは?

中卒の割合は、年代や性別によっても違いがあるのでしょうか?総務省統計局の平成22年のデータによると、20代が6.3%で30代が5.3%とどちらも全体の1割未満となっています。しかし、50代から次第に中卒の割合が増え50代では11.0%、70代で42.3%とかなり増えています。また、男女別では平成29年のデータによると、10代は男性27.2%女性27.9%とほぼ同じ割合ですが、20代では男性7.1%、女性5.5%と男性の方が多くなっています。

高校に進学しない理由とは?

近年、8割以上が高校に進学する中、中卒を選ぶ背景にはどのような理由があるのでしょうか?そこには、単に勉強が苦手という理由だけでなく、高校に進学する意味が見いだせなかったり、すぐに働きたいという理由があります。また、中学時代を不登校で過ごしたため進学ができない、精神的に疲弊して高校に行く気力がないなど、人によってさまざまな理由があります。

中卒でも就職できる?気になる中卒の求人・就職率とは?

実際に中卒では、どのくらいの割合で就職することができるのでしょうか?ここでは、中卒の求人・就職率や就職後の初任給、昇進などについてご紹介します。

中卒のハローワークでの求人・就職率

厚生労働省は、学校やハローワークからの職業紹介を希望した令和6年3月度卒業の中学生に向けて、令和5年度9月末現在のハローワーク求人における、求人・求職状況を公表しました。

人数前年同期比
求人数7843.3%増
求職者数 6662.9%減

このように、前年度に比べて求人数は増加している一方で、求職者数は減少しており、求人倍率は1.18倍に上昇しています。しかし、求人数が多くなったことは、中卒で働きたいと思っている人にとっては嬉しい状況ですね。

中卒で就職した場合の初任給は?

中卒で就職を考えている場合、気になるのが「お給料がいくらもらえるか?」ということでしょう。これは、選んだ職種によっても変わってくるようですが、初任給の平均額が15万円程度となっているようです。ちなみに、高卒では16万円、大卒では20万円が初任給の平均額となっており、最終学歴によってだいぶ差があることが分かります。また、20代の平均月収は、中卒は約21万円、高卒は約22万円、大卒は約30万円となっており、まだまだ学歴社会の背景が伺えます。しかし、中卒でも実家暮らしなどで家賃や光熱費の出費がなければ、お給料のほとんどが手元に残るので、場合によっては中卒の方が貯蓄などに回す金額が多くなります。

中卒でも昇進に期待できる?

年収を増やすには、昇進することも重要なポイントとなります。しかし、どうしても「中卒」ということが影響し、高卒・大卒の人に比べると昇進するペースはゆっくりなのが現実なようです。そして、中卒の場合、離職率が高いという点も原因のひとつに挙げられます。一度、離職してしまうと、またスタートに戻ってしまうため、職歴を新たに積み重ねなくてはなりません。また、会社の規模にもよりますが、大企業だと管理職に昇進した人の学歴は大卒の場合が多いという現状もあります。しかし、資格取得や人格などが評価され昇進するケースもあるので、日々向上心を持って取り組むことが大切だと言えます。

就職に有利となる高卒認定とは

中卒で就職しても、自分の努力でキャリアアップを目指すことができます。ここでポイントとなるのが「高卒と同等の学力がある」ことです。それを判断するために、高卒認定試験というものがあります。

高卒認定試験とは

高卒認定試験とは、文部科学省が主催する国家試験で、高校を卒業していない16歳以上の人々が高校卒業と同等の学力を持っているかを認定するための試験です。主な勉強方法としては、通信教育や通学、独学などがあり、自分に合った勉強方法で進めることができます。そして、認定試験に合格することで、高校卒業と同じように大学・専門学校への進学、就職、資格取得などが可能となります。しかし、あくまでも高校卒業とは異なり、高卒認定となるため、学歴は中卒のままとなります。

メリット

高卒認定試験の合格にはさまざまなメリットがあります。

①高卒と同等の資格が得られる

高卒認定試験合格者は、高校卒業と同等の学力を持っているとみなされます。

②大学・専門学校・短大の受験資格が得られる

高卒認定試験に合格することで、これらの教育機関の受験資格が得られます。

③就職・資格試験で活用できる

高卒認定を受けると、認定がない人と比べて就職活動や資格取得において有利となります。

特に、①と③に関しては、中卒で就職する方にとって就職内定や昇給、昇進などで大きなメリットとなります。高卒認定試験は、年に2回行われるので、働きながら勉強して受験に望んでも良いですね。

中卒におすすめの資格はコレ

高卒認定試験が難しい場合は、学歴に関係なく取得できる資格に挑戦するのもひとつの方法です。資格を取ることは、就職やキャリアにプラスになるので、積極的に目指したいですね。

①情報処理技術者試験

IT分野で活躍したい人におすすめの資格で、プログラミングやネットワークの知識を証明する資格です。

②介護福祉士

介護の仕事に興味がある方や従事者にピッタリの資格で、高齢者や障がい者をサポートするためのスキルを身につけることができます。

③簿記技能検定

経理や財務の仕事に就きたいと考えている方にピッタリの資格で、簿記の基本的なスキルを身につけることができ、就職やキャリアアップに有利な資格とも言えます。

まとめ

中卒の割合や就職率について分かりやすくご紹介しました。2023年度は、16%の人が進学はせず最終学歴が中卒となっています。この割合は、近年横ばいとなっています。そして、同年の求人・就職率は求人数が昨年に比べて増えている状況であり、中卒の方も就職が可能です。また、「中卒」ということがキャリアアップの可能性を狭めている一方で、学歴に対する重視が根強い社会も存在しています。しかし、スキルアップを目指したり、高卒認定を得ることでキャリアアップのチャンスを広げることができます。ぜひ、ご自身の力を信じてキャリアアップを目指していきましょう!

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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