第二新卒が自己PRで伝えるべきことは?エンジニアや営業職の例文も解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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転職活動で重要となる履歴書の自己PR欄。自分の長所だけでなく、これまでの経験や企業での実績をアピールする場でもあります。しかし第二新卒の場合、自己PRに書ける程の経験や実績も少なく「何をどう書いたらいいかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

第二新卒が転職で成功するためには、履歴書の自己PRを上手に書くことがとても重要です。そこでこの記事では、採用担当者に好印象を与えられる自己PRの書き方について、書き方のポイントを押さえつつ、具体的な例文を交えながら詳しく解説します。

目次

第二新卒とはどのようなもの?

近年、少子高齢化により、あらゆる企業で優秀な新卒の採用が難しくなっています。このため、第二新卒が注目されています。特に最近では、新型コロナウイルスの影響で就職が難しくなったり、希望と異なる職場で働いていた人々が、第二新卒として転職活動を行っており、企業にとっては優秀な人材を確保できる機会として、採用ニーズが高まっています。

第二新卒とは?

第二新卒とは、学校を卒業してから3年以内に企業に入社し、その後退職や転職を考えている人を指します。基本的には、学歴修了後3年以内に転職を望んでいる人や既に退職し再就職を目指す人を含みます。

大学卒業後に25歳前後で転職を希望している若年層が多く、年中採用が可能な点が新卒採用とは異なり、需要が高まっています。

会社が第二新卒に期待すること

企業が第二新卒に期待するのは、社会経験による即戦力と、若さからくる柔軟性です。第二新卒の場合、少なくとも一度は社会人としての経験を積んでいます。そのため、社会経験が全くない新卒と比較すると、基本的なビジネスマナーの指導を受けています。

社会人としての教育を受ける必要がないため、一定の即戦力としての貢献が期待されます。

さらに、長期間他社で働いた転職者ほど他社の習慣に染まっておらず、自社の特色に柔軟に適応できるでしょう。

若く、新しい知識を吸収する能力があるため、実績よりも将来性を評価する企業が多いようです。

第二新卒と中途入社に求められる違い

中途採用は、候補者の経験やスキルを基準とした採用です。過去の職歴が長いため、すでに働き方やスキルがかなり確立されており、即戦力として期待されます。一方、他社での長い経験が原因で、新しい環境になかなか適応できず、適合しない可能性もあります。

第二新卒の場合、一定の社会人経験があるため、即戦力として活躍できるだけでなく、将来的にスキルを向上させることも期待されます。このため、将来性を見込んだポテンシャル重視の採用となります。

過去の職歴が短いため、他社の影響を受けておらず、自社の文化や価値観を柔軟に受け入れてくれるという利点が第二新卒採用に期待されています。

第二新卒と新卒に求められる違い

新人採用は、人材の次世代育成と企業内の人材バランス調整を目指し、定期的に実施されます。若手の雇用は、リーダー候補の養成や企業文化の継承など、企業の付加価値を保つ上で不可欠です。

短期目標ではなく、中長期的な人材育成を通じて、将来のリーダーや幹部候補を育てることが企業にとって大きな利益となります。反面、第二新卒は将来の若手人材として採用可能であり、既存の社会スキルを持つビジネスパーソンとして活躍が期待されます。

特に、ここ数年新卒を採用できなかった企業では、即戦力となる第二新卒の需要が高まっています。

第二新卒における自己PRの例文を職種ごとに紹介

ここまで第二新卒の自己PRの書き方について説明してきましたが、各自の希望する企業や職種は異なります。実際に書いてみると、正しいかどうか不安に感じることもあるでしょう。

そのため、異なる職種ごとに適用できる自己PRの例をご紹介します。

営業職

「私の強みは、人の話を聞くことが得意なことです。学生時代は心理学を専攻し、友人や後輩から相談を受けることがよくありました。相手の立場に立って共感し、一緒に解決策を見つけることは、現在の営業にも役立っています。

以前のポジションでは、自社商品を一方的に売るだけのアプローチをしていました。しかしそれでは成果が上がらず、クライアントの声を大切にすることにしました。その結果、クライアントからたくさんのフィードバックを得られ、より適切な商品提案ができるようになり、昨年は売り上げ目標を100%達成しました。

今後は持ち前の親身な姿勢に加えて、営業スキルを向上させ、より顧客のニーズに合ったサービス提案ができるよう努めていきます。コミュニケーションを重視し、多くのお客様から信頼される営業担当者を目指してまいります。」

近年、企業が営業において重視する能力は、コミュニケーション能力です。特に、最近の傾向としては、話す力よりも聞く力がより良い営業成績を収めることがあげられます。このように、営業職を目指す新卒者が自己PRを行う際には、聞き上手であることをアピールすることで、顧客のニーズを引き出しやすくすることができます。

エンジニア職

「困難に直面すると、忍耐力を持って解決策を模索することができる自信があります。学生時代のゲームアプリ開発課題では、達成が難しいプログラム上の問題を一つひとつ克服し、最終的には卒業までに課題を完遂しました。

過去の職務でも、私の忍耐力を活かして様々な課題に取り組んできました。かつて、締め切りが迫っているプロジェクトで機械の故障により全てのデータが消失するトラブルに見舞われましたが、先輩と協力して徹底的に原因を究明し、何とかデータを取り戻すことができました。

その結果、締め切りを守ることができ、クライアントからの信頼を築くことができました。

貴社では、システムに詳しくない方でも直感的に操作できるシステムを構築しており、私も機械に疎い方でも利用しやすいシステム開発に関わりたいと考え応募しました。

自身の忍耐力を生かし、顧客の要望に沿ったシステム開発で貢献することを目指し、努力してまいります。」

技術職においては、実績や知識、スキルなどのPRが重要ですが、経験が浅い第二新卒の場合には、日常的なコミュニケーション能力や学ぶ意欲、問題解決能力などをアピールすることが有効です。

未経験の職種の場合

「私は計画力を活かして目標を達成することが得意です。目標を一つ掲げ、それを達成するための計画を練っています。学生時代には、独学で旅行に関する国家資格を取得しました。今も時間を作って、さまざまなことを勉強しています。

卒業後は、大手旅行代理店に就職し、団体の企画営業を担当しています。現在の仕事にやりがいを感じつつも、さらなる向上を目指したく思い、在職中に簿記の資格を取得しました。

経理の学びを通じて、これまで数字だけだった予算や清算が、社内でどのように活用されるかが理解でき、わかりやすい旅行プランを提案できるようになりました。

経理の実務は未経験ですが、これまで培ってきた計画力と、資格取得のために学んできた経理の知識を活かしたいと考え、応募いたしました。入社後は、多くのことを学ばせていただくことになると思いますが、早くチームに貢献できるよう努力してまいります。」

未経験の方でも、前職での能力や保有するスキルや資格によって、アピールポイントは複数存在します。特に第二新卒の場合は、経験不足を前提として採用を検討しているため、仕事に必要な知識を事前に積極的に習得している姿勢が強みとなります。


まとめ

現在、多くの企業が第二新卒を必要としています。そのため、適切な自己PRを行うことで、理想とする企業への転職は決して夢ではありません。自己PRを採用担当者に伝えるためには、まずは自身が持つ長所をしっかりと把握することが大切です。

実際にアピールすべき経験やスキルがなくとも、将来の意欲や可能性を伝えることは可能です。まずは客観的に自己を見つめ、希望する企業の要求に応じた自己PRを作成してみてください。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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