第二新卒における履歴書の書き方とは?作成するコツを解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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  • #第二新卒 卒業後3年以内に転職を希望する若手のこと。
  • #履歴書作成 就職活動で使用する基本的な応募書類を整えること。
  • #職歴記載 過去の仕事経験や得たスキルを履歴書に書くこと。

第二新卒の転職履歴書には、どんな点に気をつけて書けばよいでしょうか?新卒や経験者との違いを確かめた上で、履歴書の基本的な書き方も確認しましょう。作成時に迷いがちなポイントや、職務履歴書についても説明します。

目次

履歴書における書き方のルールとは?

かつては、履歴書の規格として一般的だったのはJISでしたが、2021年4月に厚生労働省から「新たな履歴書の様式例」が公表されました。JIS規格とは異なり、性別欄の記載方法や通勤時間、扶養家族数、配偶者、配偶者の扶養義務欄などが含まれていません。

この新しい様式例を考慮して、履歴書の書き方についての基本ルールを見ていきましょう。

基本情報

履歴書には、提出日を記載する箇所がございます。この欄には、履歴書が提出される日付を記入してください。たとえば郵送の際には投函日を、面接時に持参する場合際には面接日を記載してください。

その他の項目についても、西暦または和暦のいずれかを統一するようにしてください。基本情報の書き方に関しましては、以下の指示に従ってください。

・氏名:戸籍に準じて記入

・生年月日:日付との一貫性のため、西暦または和暦を統一

・性別:男女から選択肢を任意記載に変更(未記載も可)

・住所:建物や部屋番号まで詳細に記入

・連絡先:現住所と同じ場合は「同上」、異なる場合はそれを記載

・電話:日中にご連絡が取れる番号を記入

証明写真

写真の撮影は第一印象を左右するため、写真館での撮影がおすすめです。服装はスーツが好ましいです。暑い季節でも、男性はスーツにネクタイを、女性はジャケットを着用しましょう。撮影時は自然な笑顔を心がけましょう。

用意した写真を履歴書に貼る際には、裏に油性ペンで氏名を書くと良いです。万が一、選考中に写真が剥がれ落ちても、氏名があれば特定できるでしょう。

資格や免許

運転免許証を最初に記載し、その後は取得した順に各種免許や資格を1行ずつ列挙します。取得した年月は、日付・生年月日・学歴の項目に沿って西暦・和暦で表記します。全ての免許や資格をリストアップしたら、最終行の右端に「以上」と記載します。

何も免許や資格がない場合は、「特になし」と1行目に記し、次の行の右端に「以上」と記載します。空白行は用いません。

学歴

学歴を書く際は、まず1行目の中央に「学歴」という言葉を記載し、その次の行から具体的な学歴情報を書いていきましょう。「○○学校 入学」「○○学校 卒業」などの情報は次の行から書いてください。1つの学校情報を1行にまとめて、順番に記入していきます。

年月の欄に関しては、最初の日付や生年月日と同じ西暦または和暦を統一して記入してください。学校名や学部名、学科名などは省略せず、正式な名称を記載してください。学歴情報の記載は通常、高校入学以降から始めますが、私立学校に通っていた場合は小学校入学から書くこともあります。

志望理由

志望動機は、応募先企業への入社意図を明確にするための要素です。どの企業にも当てはまる一般的な内容ではアピールになりません。応募先企業のビジョンや価値観を調査し、自身の経験を活かして貢献したい領域とその結果として企業にどう貢献できるかを述べましょう。

すぐに文章を書き始めるのではなく、企業研究や自己分析を行い、含めるべき情報を明確にしておくことで、スムーズかつ読みやすい内容が得られます。重要なのは、結論を先に書くことです。

まず一番伝えたいポイントを最初に示すことで、入社への熱意や思いが明確に伝わります。

第二新卒の履歴書とは?

第二新卒と新卒・既卒との違いは、職歴の有無により異なります。新卒や既卒は、正社員としての経験がないため、履歴書には職歴を記載しませんが、第二新卒は、正社員としての経験があるので、職歴を書きます。

将来に役立つ経験やスキルは、自己アピールにつながることでしょう。

職歴がある

第二新卒、新卒、既卒という呼称で、同じ年齢層に属する人々ですが、第二新卒は他の2つと異なり、職歴を持っています。

第二新卒:学校を卒業後、直ちに就職し、1~3年で転職する方

新卒:学校を卒業後、即座に就職する人

既卒:学校を卒業後、正社員としてまだ未就職の方

第二新卒にとって、過去の社会経験は履歴書で重要なポイントとなります。入社後に得た経験や習得したスキルをしっかりと振り返り、適切に記載しましょう。

職歴の書き方

履歴書において、学歴・職歴欄には経歴を詳細に記載します。まず、学歴を最上段に掲載し、その下に1行空けて「職歴」と記述します。次に、入社した日付を左側に、企業名の後に「入社」と書くなどして右側に明記します。

その後ろの行には、配属先を示し、さらにその次の行で担当した業務内容を端的に記述します。もし転職活動をされる段階であれば、「現在も在籍中」「現在に至る」等と改行して表記してください。

退職予定日が確定している場合には、「現在も在籍中(○○年○月○日退職予定)」と明記して下さい。既に退職されている場合は、「私情による退職」と退職理由と一緒に表記し、退職済である旨を明確に示します。

職歴はどんなに短期間でも記載する

短期での離職を示すことで、信頼を損ないたくないからと、職歴を削除するのはお勧めしません。ただ退職期間だけを記載すると、雇用主から「またすぐやめられるかもしれない」という印象を与えてしまう可能性もあります。

今後の雇用期間が長いことを示すためには、短期離職の理由やそこから得た教訓を述べることがポイントです。なぜ今回は長期的な働き方が可能だと考えているのか、新卒時との違いを説明できると良いでしょう。

これまでに得たスキルや経験を書いてもいい

就業経験やスキルをアピールする際には、職務経歴に焦点を当てることが重要です。具体的な業務内容を記載することで、訴求力が高まります。第二新卒の場合、履歴書だけで選考が進む場合もございますので注意が必要です。

仕事の経験や取り組みを簡潔に示すことで、採用担当者にアピールしやすくなり、良いチャンスを得られるでしょう。

第二新卒の人がうまく履歴書を書くコツ

第二新卒に求められるのは、社会人としての基本的なビジネスマナーが身についていることです。履歴書を作成する際に礼儀正しく書くことは、自己アピールにつながります。

履歴書に関する基本的なルールを厳守する

履歴書を丁寧に記入することは、仕事の基本的なマナーを身につけていることを示すことができます。たとえば、ボールペンを使用して書くこともマナーの一環です。同じボールペンでも、消えるインクのものは避けた方が良いです。

誤字や脱字を見つけた場合は、新しい履歴書を用意して一から書き直すのが望ましいマナーです。修正テープや二重線、訂正印を使用しての修正は避けましょう。また、空欄を残さないこともマナーの一環です。

免許や資格の項目がない場合でも、空欄にせずに「特になし」と記載しましょう。

さらに、全体として虚偽を書くことは避けるべきです。

丁寧に記載する

誤字脱字があると、採用担当者によっては応募書類を入念に確認していない印象を受けかねません。誤字脱字を見つけても修正しなくても大丈夫だと考えることは、志望度が低いと勘違いされる可能性があります。

履歴書の誤りからは、日常業務においてケアレスミスが多いかもしれない、仕事に取り掛かる前に見直しを怠る傾向があるといったマイナスイメージが生じる可能性があるため、誤字脱字には細心の注意が必要です。

加えて、文章を丁寧に表現することも心がけましょう。また、パソコンを使用して履歴書を作成する際には、漢字変換ミスやタイプミスに気を配ることも重要です。


まとめ

第二新卒の場合、履歴書を作成する際、新卒や既卒と異なる点は経歴です。これまでの経験や会社で身につけたスキルを、応募先でどう活かせるかを示すことが重要です。職歴欄には、会社名だけでなく、配属先や担当業務にも簡潔に記載すると良いでしょう。

履歴書は、社会人としてのマナーを示す重要な書類でもあります。誤字や脱字のないように注意したり、消えないインクで書くことで、マナーを理解し実践できる姿勢を示すことができます。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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