ニートが生活保護を受け取る条件を徹底解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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この記事では、ニートと生活保護に関してもトピックスを、以下の項目にそって紹介致します。

  • 生活保護とは?
  • ニートとは?
  • ニートが生活保護を受け取る条件
  • ニートが生活保護を受け取るうえでの注意点
  • ニートが生活保護を受け取るための手順

この記事を読むことで、生活保護の基礎知識やニートが生活保護を受け取れるかどうかを、理解することができます。

生活保護を受け取るためには、生活保護に関する知識を理解することが重要です。

ニートでも生活保護を受給したいと考えている人は、是非最後までご覧になることをおすすめします。

目次

生活保護とは?

「生活保護」は、日本国内で最低限の生活を送ることができない人々を支援する制度です。

申請者の収入や資産状況に応じて給付額が決定され、住居費や生活費などの必要経費が支給されます。

ただし、厳格な審査基準があり、必要な場合に限って給付されます。

また、生活保護受給者の自立支援が目的でもあるため、就労支援や生活相談などのサービスも利用することができます。

生活保護の目的

生活保護の目的に関しては、厚生労働省が以下の通りに示しています。

“生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。”

引用元:生活保護制度│厚生労働省

受給の対象は「働きたくても働くことができない」人であると同時に、申請すること自体は国民の権利として国から守られています。

受給金額の詳細

受給金は、「最低生活費」によって決められます。

最低生活費は、文化的な生活を送るにあたって、最低限度の費用金額のことを指します。

さらに最低生活費は費用の目的に応じて、以下の8種類に分けられます。

  1. 生活扶助
  2. 教育扶助
  3. 住宅扶助
  4. 医療扶助
  5. 介護扶助
  6. 出産扶助
  7. 生業扶助
  8. 葬祭扶助

金額は受け取る人の状態によって様々ですが、一人暮らしの場合は10〜15万円ほどが受給額の相場です。

ニートとは?

「Not in Education, Employment, or Training」の略称である、ニート(NEET)は、「教育を受けず、職に就かず、訓練も受けていない」15歳から34歳までの若者のことを指します。

この用語は、経済協力開発機構(OECD)などで広く使われ、無職の若者が抱える社会的・経済的な問題について理解を深めるために用いられます。

日本でも一般的に使われており、ニートに関する社会的な課題が深刻化しています。

ニートが生活保護を受け取る条件

ここでは、ニートが生活保護を受給するための条件を、以下の項目にそって紹介致します。

  • 世帯収入額が最低生活費以下
  • けがや病気で働けない
  • 10万円以上の資産がない
  • 家族からの支援が難しい

受給するには上記の条件に当てはまっていることが、必要不可欠になりますので、受給しようか考えている人は、必ず確認するようにしましょう。

またこれらの条件に当てはまらず生活保護を受け取っている場合は、行政から罰則を受けることも想定されますので、注意が必要です。

世帯収入額が最低生活費以下

生活保護を受け取る大前提として、「世帯収入額が最低生活費以下」であることがあげられます。

世帯収入額とは、世帯(家族)の合計の収入額のことを指し、自分が収入を得ていない場合でも、他の家族が収入を得ている場合は、その収入の差額分の金額を受け取る形になります。

最低生活費を越えてしまうと、必然的に受給することが不可能になってしまいます。

けがや病気で働けない

また「仕事をしたくても仕事ができない状態である」ことも条件です。

働きたくないことだけが理由で、仕事をしてない状態では受給することが難しいことを、きちんと把握しておく必要があります。

10万円以上の資産がない

さらに一定額の資産がないことも条件です。

10万円以上の資産には、主に以下のものがあげられます。

  • 保険
  • 土地や建築物
  • 乗用車

なお、上記の資産の調査はケースワーカーが行います。

家族からの支援が難しい

最後に「家族からの支援が難しい」ことも条件としてあげられます。

両親が亡くなっていたり、働くことが難しい場合や、血縁関係の人から援助を断られている場合などが条件に当てはまります。

ニートが生活保護を受け取るうえでの注意点

ここでは、ニートが生活保護を受け取るうえでの注意点を、以下の項目にそって紹介致します。

  • ケースワーカーの指示を無視している
  • 不正受給をしている

これらの注意点に当てはまってしまうと、受給ができなくなるどころか、何らかの罰則を受けてしまうことも考えられます。

利用しようと考えている人はもちろんのこと、現在利用している人も必ず確認するようにしましょう。

ケースワーカーの指示を無視している

「ケースワーカー」とは、社会福祉や精神保健などの分野で活動する専門家です。

生活保護を受け取る際には、ケースワーカーが定期的に訪問して、受給者に自立を促すためのアドバイスをします。

ケースワーカーの「仕事を始める」ための指示で会ったり、「病院にいって診断書を受け取る」指示を無視してしまうと、申請を取り下げられてしまうので、注意しましょう。

不正受給をしている

不正受給の例としては、以下のものがあげられます。

  • ケースワーカーに報告していない貯金がある
  • ケースワーカーにバレないように収入を確保していた

故意に上記の行動をしていた場合は、最悪の場合逮捕されることもありますので、絶対に行わないようにしましょう。

ニートが生活保護を受け取るための手順

ここでは、ニートが生活保護を受け取るための手順について、以下の項目にそって紹介致します。

  • 役所の生活担当窓口に行く
  • ケースワーカーの訪問を受ける
  • 生活保護の審査を受ける
  • 結果が通知される

生活保護を受け取るためには、厳正な審査を通過する必要があります。

審査を受ける手順は一通り決まっていますので、受給を考えている人は実践してみるとよいでしょう。

また大まかな流れを知ることで、受け取るか否かをより現実的に考えることができますので、受給しようか悩んでいる人も、最後まで確認してみることをおすすめします。

役所の生活担当窓口に行く

まず申請を行うには、その地方自治体の役所に設置してある、生活保護担当の窓口にいく必要があります。

申請時には以下の持ち物が必要です。

貯金を証明するため通帳

離職票など無職であることを証明するもの

診断書(けがや病気などがある場合)

これらの申請書があると申請がスムーズに進みますので、持っていくことをおすすめします。

ケースワーカーの訪問を受ける

申請を行ったら、ケースワーカーが訪問してきます。

訪問時の調査内容は以下の通りになります。

  • 生活・家庭の状況
  • 資産・収入の確認
  • 病気やけがの確認
  • 家族関係の調査

ケースワーカーからの質問もあることが多いので、素直に答えるようにしましょう。

生活保護の審査を受ける

ケースワーカーの調査を元に、福祉事務所が審査を行います。

この審査結果は、家族にも連絡がいきますので、事前に伝えておくと良いでしょう。

結果が通知される

申請してから14日以内に、郵送や電話で審査結果が通知されます。

審査が通ることで受給することが可能になります。

ニートが生活保護を受け取るためには、基礎知識を知っておく必要がある

この記事では、ニートが生活保護を受け取る条件や基礎知識を解説致しました。

生活保護を受け取ると多くのデメリットも発生するので、メリットとデメリットの把握をしっかりと行うようにしましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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