20代後半で異業種や未経験職種に転職するのは難しい?成功のポイントを解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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20代後半で異業種や未経験職種に転職するのは本当に難しいのでしょうか?

厚生労働省が公表した「令和2年転職者実態調査の概況」によると、一般労働者がいる事業所のうち転職者がいる事業所の割合は、33.0%と3社に1社は中途採用によって転職者を受け入れています。終身雇用制度を見直す企業が増えたこともあり、転職するのは珍しいことではなくなりました。

とは言え、異業種や未経験の仕事に転職するとなると不安に感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では20代後半未経験の業種や職種への転職を成功させるポイントについて、20代-30代など若手の未経験転職に特化してサポートする転職エージェントのツナグバが解説します。

目次

20代後半で未経験職種に転職する理由

20代後半の方が、転職を考える理由にはどのようなものがあるのでしょうか。よくある転職理由を5つ紹介します。

1.待遇に対する不満

「賃金が低かったから」「労働条件が良くなかったから」は、待遇面への不満が離職の理由です。仕事の量に対して極端に収入が低かったり、残業や休日出勤が多くプライベートな時間がないなどの場合には、転職を考える方も多いでしょう。

2.仕事に対する不満

「現在の仕事は自分に向いていない」「仕事の内容が好きになれない」などと感じることは、珍しいことではありません。入社前にイメージしていた業務内容と実際には違った、希望していた仕事とは違う部署に配属されたということもあるでしょう。

3.職場の人間関係

職場の人間関係は、仕事のモチベーションに大きく影響を及ぼします。会社の雰囲気は、会社訪問や面接である程度知ることができても、一緒に働くメンバーがどのような人たちなのかは入社するまでわかりません。配属後に「上司や先輩社員が威圧的でパワハラ」「苦手な同僚がいる」などの問題が分かった場合には、精神的に大きなストレスになります。

4.会社の将来が不安

自分が働いている会社に将来性がないと感じてしまったら、会社で働くことに誇りを持てるでしょうか。誰もが知っているような大企業でも、業績が悪化して数千人規模のリストラを行うこともあります。自分が働いている会社が、業績が安定していなかったり、将来先細りしそうな業界であったり、成長が期待できない場合には、自身の昇給やキャリアアップも期待できないかもしれません。

5.キャリアチェンジしたい

仕事に対する不満などのネガティブな理由ではなく、キャリアチェンジしたいという前向きな理由の場合もあります。キャリアチェンジとは、未経験の業界や職種に転職することです。

キャリアチェンジを目指す理由としては、「もともと目指していたものとは違う仕事に就いたが、夢をあきらめきれない」と「働いているうちに他の業界や職種に興味がわいた」といった2つのケースが考えられます。

20代後半の未経験職種への転職活動の方法

中途採用で人材を確保したい企業は、一般的にスキルや経験がある即戦力の人材を求めています。20代後半の方が、未経験職種への転職を目指す際には、未経験でも応募できる求人を様々な方法で探す必要があります。主な転職活動の方法を紹介します。

ハローワーク

ハローワークは正式名を公共職業安定所といい、国が運営する職業紹介施設です。誰でも無料で利用することができます。特徴としては求人数が多いことと、地元の求人が豊富なことです。地元で転職したい人にはおすすめです。

転職情報サイト

転職情報サイトには、さまざまな業界や職種の求人が掲載されています。業界や職種など希望する条件で求人を検索することができます。中には特定の業界や職種に特化したサイトもあります。

民間の人材紹介サービス

民間企業が運営する人材紹介サービスは、転職エージェントと呼ばれています。転職エージェントに登録すると、専任の担当者との個別面談が行われ希望の仕事や条件が確認されます。希望や経験に合った求人を紹介してくれる他、応募書類の作成や模擬面接などのサポートも受けることができます。

求人情報を探すには他に、企業の採用ホームページ、求人情報誌、新聞、フリーペーパー、知人や友人などからの紹介といった方法もあるので、幅広い手段で未経験可の求人を探しましょう。

20代後半の未経験人材に企業が求めるもの

20代後半未経験人材が求人に応募してきた時には、企業は何を評価して採否を決定するのでしょうか。企業の評価基準を理解できれば、自己アピールに盛り込んで選考を有利に進めることができます。

即戦力

企業が中途採用に期待するのは即戦力です。20代後半であれば少なくとも5年程度の社会人経験を積んでいる人がほとんどです。企業は、社会人として基本的なビジネスマナーやビジネススキル、さらにある程度の専門的なスキルや知識を備えていることを期待しています。

ポテンシャル

ポテンシャルとは、潜在的な資質や可能性を秘めた能力のことです。20代後半未経験人材には、現在のスキルよりも、これから発揮されるであろう能力に期待して企業は採用します。

20代後半の未経験でも転職しやすい業種や職種

30代や40代と比べると、ポテンシャルをアピールできる20代は、未経験であってもいろいろな業種や職種に転職しやすいと言えます。しかし、20代でも後半になると即戦力のスキルを期待する企業が多くなってきます。この章では、未経験でも転職しやすい業種や職種をご紹介します。

人材不足の業種や職種

人手不足が深刻な業界は、未経験者でも積極的に採用する傾向にあります。人手不足の業界には次のようなものがあげられます。

・介護、福祉業界
日本では少子高齢化社会が進み、介護や福祉業界では人材不足が深刻です。厚生労働省が公表した「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」では、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人の介護職員が必要とされています。また介護、福祉業界では職員の高齢化も進んでいるため、20代後半未経験であっても意欲があれば採用される可能性は高いでしょう。

・物流、運送業界
新型コロナウイルス感染症の流行拡大で、政府から外出自粛が要請されたことを受けて、ネットショッピングの利用が増え、EC市場が急拡大しました。EC市場の活況によって宅配など小口貨物の取り扱いが増加した物流や運送業界は、トラックのドライバーや倉庫作業の人材が不足しています。

・飲食業界
飲食業界も人手不足で未経験者も積極的に採用しています。アルバイト従業員の教育や育成ができれば、若くても店舗責任者に抜擢されるケースも多くあります。また、将来的には独立も目指すことができます。

専門性が高い業種や職種

専門性が高い業種や職種でも、20代後半未経験人材を積極的に採用している業界はあります。経済産業省は、2030年までのITエンジニアやプログラマーなどIT人材の不足は40〜80万人の規模と試算しています。

スキルや知識があれば有利に転職活動を進めることができますが、未経験であっても人材を確保するために採用し、入社後に育てていこうという企業も少なくありません

スタートアップ、ベンチャー企業

スタートアップやベンチャー企業は、若く社会人経験が浅い社員が多いため、20代後半未経験者でも、前職で身につけたスキルや知識を十分に活かすことができます。また、スタートアップやベンチャー企業は、新しいビジネスモデルを構築して、新しい価値観を社会に提供することを目的としているため、未経験であっても企画力や営業力がある人材が求められます

20代後半の未経験転職で成功するポイント

20代後半は、30代以降と比べると未経験の業種や職種でも転職しやすいと言えます。しかし、事前にしっかりと転職の準備や対策を行っていなければ、未経験人材の採用に積極的な企業でも内定を獲得することはできません。

転職理由を明確にする

面接試験では、必ず「前職を退職した理由」と「未経験の業種や職種に転職を希望する理由」を面接官から尋ねられます。なぜ、未経験の業種や職種に転職したいのか、まずは目的を明確にしておきましょう

前職を退職した理由が、待遇面や仕事、職場の人間関係の不満などであっても、面接官にネガティブな印象を与えないように、上手く応募企業を志望した理由に紐づけることが大切です。

自己分析を行って活かせるスキルを探る

自己分析やキャリアの棚卸しを行って、自分の経験や能力を理解しましょう。未経験の業種や職種であっても、前職で身につけたスキルや知識、強みの中には応募企業で活かせるものが必ずあるはずです。それを企業に積極的にアピールすることが大切です。

転職後のキャリアビジョンを描く

企業の人事担当者は、20代の転職者に対して「またすぐ辞めるのでは」という不安を持っています。入社できたら5年後や10年後には、「こんな立場で仕事をしたい」や「こういう働き方をしたい」など、具体的な計画や目的を立てて、将来のキャリアビジョンを示すことで、人事担当者の「またすぐ辞めるのでは」という不安を払拭することができます

自分に合った転職活動の方法を選ぶ

前述の通り転職活動にはいろいろな方法がありますが、自分に合った方法で希望にマッチした求人を探すことが重要です。ツナグバは、若手に特化した転職支援サービスです。転職アドバイザーが、中長期的なキャリアビジョンを設計するため丁寧にサポートします。

20代後半で異業種や未経験職種に転職することは可能

中途採用では、一般的に即戦力の人材が企業から求められますが、20代後半であれば未経験の業種や職種であっても、前職で身につけたスキルとポテンシャルをアピールすることで、十分に転職は可能です。

しかし、人材不足で未経験の人材を積極的に採用している企業に応募する際にも、しっかりと転職の準備や対応をすることが内定獲得のカギです。転職活動の進め方が不安な際には、
転職支援サービスなどを利用して、転職のプロのサポートを受けましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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