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35歳の転職未経験の人でも、転職は可能なのでしょうか。
本記事では、若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバ」が、35歳からの転職が難しいと言われる理由、35歳の転職に企業が求めるスキル、未経験転職を成功させるポイントなどを詳しく解説します。
35歳からの転職が難しいと言われる理由
中途採用市場では、「35歳の壁」や「35歳限界説」といわれるように、35歳を過ぎると転職が難しいとされています。では、なぜ35歳からの転職は難しいのでしょうか。
35歳以上の転職状況
厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概要」によると、25歳から29歳男性の入職率は15.9%、30歳から34歳は11.0%でしたが、35歳から39歳の入職率は8.8%となっています。女性では、25歳から29歳の入職率は17.9%、30歳から34歳は14.7%でしたが、35歳から39歳の入職率は12.18%となっています。
男性女性ともに年齢を重ねるほど転職が難しいというデータになっています。40歳以降はさらに入職率が下がっているので、転職する際は若いほど有利と言えるのではないでしょうか。
また、35歳から39歳男性の転職者が前職を辞めた理由で多かったものは、次の通りで給与や待遇面での不満が原因のケースが多いようです。
・会社の将来が不安だった 14.0%
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった 11.9%
・給料等収入が少なかった 10.8%
参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/index.html
35歳からの転職が難しいといわれる理由
なぜ35歳からの転職が難しいと言われるのか、その理由について考えてみましょう。
若い人材の方が需要が高い
中途採用の市場では、若手人材の方が需要が高い傾向にあります。
これは「社会人経験が浅いため柔軟性がある」「他社の風土に染まっていないため自社に馴染みやすい」「給与を低く抑えることができる」「新卒採用で確保できなかった20代社員の補充」などからの理由です。
スキルや経験が求められる
20代の若手であれば入社後の伸びしろ、いわゆるポテンシャルを期待して中途採用されるケースがあります。
しかし、35歳以上の人材に企業が期待するのは、ポテンシャルよりも即戦力となる高いレベルのスキルや経験です。入社後すぐに活躍できる人材と評価されないと採用は厳しいといえます。
部下としてマネジメントしにくい
かつて日本の企業は終身雇用制度と年功序列が特徴でした。しかし、近年は成果主義や能力主義を導入する企業が増えています。
そのような企業では、20代後半になると管理職となる人材も出てきます。いくら成果主義と言っても、自分より年下の部下はマネジメントしにくいものです。
未経験でも35歳から転職は可能?
前章では、35歳からの転職は高いレベルのスキルや経験が求められるので厳しいと述べました。では、35歳以上の未経験者が転職するのは不可能なのでしょうか。
結論からいうと可能です。次にあげる要素があれば、35歳以上の未経験者でも転職の可能性は高くなります。
マネジメント力
一般的に35歳以上になると、管理職やチームリーダーとして組織をマネジメントする役割を期待されることが多くなります。業界未経験や職種未経験の仕事であっても、前職でマネジメントの経験があればスキルとして評価されます。
前職でマネジメントの役職に就いていなかった場合には、まとめ役としてプロジェクトを成功させた経験や、周囲を巻き込んで成果を上げた経験などをアピールすると良いでしょう。
柔軟性
企業は中途採用の人材に、自社には無いノウハウや考え方も期待しています。しかし一方では、前職でのやり方に固執してしまって、転職先で上手く仕事が進められないケースもあります。
35歳以上の転職者には、前職で身につけたスキルや経験を活かしながらも、新しい環境に対応できる柔軟性が求められます。
未経験の35歳が転職を成功させるポイント
最後に、35歳以上で転職未経験、業界未経験、職種未経験の方が転職を成功させるポイントについて紹介します。
自分のスキルや経験を整理する
未経験といっても「業界未経験」「職種未経験」「業界・職種とも未経験」の3つのパターンがあります。どのパターンにしても、前職で身につけたスキルや経験が何かしら活かせるはずです。キャリアの棚卸しを行って、自分のスキルや経験を整理しましょう。
業界未経験の場合
例えば不動産業界の営業職から保険業界の営業職へ転職する場合、保険業界の業務内容については新たに覚える必要がありますが、営業職としてのスキルやノウハウは活かすことができます。
職種未経験の場合
金融業界の営業職から、同じ金融業界の事務職に転職するようなケースです。「業界に関する知識を持っている」「業界に人脈がある」ことが強みとなります。そのため全くの未経験者より有利といえます。
業界・職種ともに未経験の場合
業界・職種ともに未経験であっても、コミュニケーション能力や企画力、提案力、調整力、マネジメント能力などの「ポータルスキル(業種や職種を問わず持ち運びできるスキル)」は、次の職場で活かすことができます。
企業が求める人物像を理解する
なぜ企業が中途採用で人材を求めているのか、どのようなスキルや経験を持った人材を必要としているのかを理解することが大切です。そこが理解できていないと、自分のスキルや経験の中で、何をアピールしていいのかがわかりません。
転職理由を明確にする
面接では「なぜ未経験の仕事をやりたいのか」と必ず質問されることでしょう。「なぜこの業種や職種を希望するのか」「なぜこの企業を選んだのか」「入社したらどんな仕事がしたいのか」を具体的に整理しておくことが大切です。
転職する目的と応募先の企業を選んだ理由が結びついているとよいでしょう。
転職の専門家に相談する
転職未経験で初めて転職活動を行う人は、どのように転職活動を進めていいのか不安に感じていることでしょう。そのような時には、転職に詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーやキャリアプランナーが、転職活動のサポートをしてくれます。
未経験転職はできるだけ早い準備を
これまで述べてきた通り、35歳の未経験でも転職は可能です。しかし、より若い方が有利なのも事実です。転職を考えたら早めに準備を始めましょう。
20代から30代の若手に特化した転職支援サービス「ツナグバ」は、経験豊富なアドバイザーが、マンツーマンで転職のサポートをするので、未経験の転職でもきっとぴったりの求人が見つかります。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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