旅行会社業界は転職未経験でも転職可能？転職に必要なスキルや資格を解説｜20代未経験の転職ならツナグバ

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「旅行が好き」という思いから、旅行会社や旅行業界で仕事がしたいと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

とは言え、実際に転職したいと思っても、未経験で転職できるのか不安に感じる方もいることでしょう。

本記事では、若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバ」が、未経験の方が旅行業界に転職する際に必要なスキルや資格を解説します。

旅行会社の区分

旅行会社は、旅行業法という法律によって、登録制度になっていて「旅行業者」と「旅行業者代理業」に区分されています。主な違いは、取り扱える旅行業務の範囲です。

旅行業者

「旅行業者」は、ツアーの企画、実施、旅行の手配まで行うことができます。業務の範囲によって、さらに「第一種旅行業」「第二種旅行業」「第三種旅行業」「地域限定旅行業」に区分されます。また管轄する行政庁も異なります。

旅行業者代理業

「旅行業者代理業」は、旅行業者が企画した旅行商品を代理販売します。代理できるのは、契約した1つの旅行会社（親会社）のみで、親会社から委託された業務の全てを行うことができます。

■旅行業の登録種別と業務範囲

	登録行政庁	業務範囲 （企画旅行/募集型）	業務範囲 （企画旅行/受注型）	手配旅行
旅行業者 第一種	観光庁	海外〇・国内〇	〇	〇
旅行業者 第二種	都道府県	海外✕・国内〇	〇	〇
旅行業者 第三種	都道府県	△営業所エリア内	〇	〇
旅行業者 地域限定	都道府県	△営業所エリア内	△（営業所エリア内）	△（営業所エリア内）
旅行業者代理業	都道府県	旅行業者から 委託された業務	旅行業者から 委託された業務	旅行業者から 委託された業務

・募集型企画旅行：旅行業者が、旅行計画を作成して参加者を募集するもの（パッケージツアーなど）
・受注型企画旅行：旅行者からの依頼で旅行計画を作成するもの（修学旅行など）
・手配旅行：旅行者からの依頼で乗車券や宿泊施設を手配するもの

参考：国土交通省観光庁「旅行業法」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/ryokogyoho.html

旅行会社・旅行業界の主な職種と仕事内容

旅行会社や旅行業界の主な職種と仕事内容について紹介します。

ツアープランナー（企画）

「ツアープランナー」は、ツアー（旅行）のプランを立てて具体的な内容を企画するのが仕事です。見学施設や体験などを設定して、ルートや移動時間、滞在時間、費用面などを考慮してツアーを企画します。

ツアーの企画には、旅行に関する幅広い知識が求められるため、ツアーコンダクター（添乗員）などで経験を積んだ方がなるのが一般的です。そのため自分が企画したツアーに添乗することもあります。

ツアーコンダクター（添乗員）

旅行会社が企画するパック旅行や団体旅行に同行して、安全に旅が楽しめるように案内役をするのが「ツアーコンダクター」の仕事です。

仕事はデスクワークと添乗業務の大きく2つに分けられます。ツアー出発前には、目的地の下調べや旅行会社担当者との打ち合わせ、参加者への確認やチェックなどのデスクワークを行います。添乗業務では、出発から解散まで参加者と行動を共にして、スケジュールや参加者の安全を管理します。

カウンターセールス（店頭営業）

旅行会社の「カウンターセールス」とは、内勤の店頭営業のことです。旅行ツアーやプランをお客様に提案するのが主な業務です。他に申込書の作成や旅行の手配などの仕事も発生します。

お客様に旅行商品の詳細について説明すると共に、旅行に関するアドバイスも行うため、旅行商品に関する知識はもちろん、コミュニケーション能力やプレゼン能力などが求められます。

アウトセールス（法人営業）

「アウトセールス」は、小中高の修学旅行や企業の社員旅行、各種団体旅行などを企画、提案、販売する法人営業職です。旅行会社にとっては、何十人、何百人が参加する団体旅行は収益の大きな柱であるため、アウトセールスは最も重要な職種です。

未経験で旅行会社に転職する際にあると有利な資格やスキル

旅行会社に転職する際に、持っていると有利な資格やスキルを紹介します。

旅行業界の資格

旅行業界に関する主な資格には、「旅行業務取扱管理者」と「旅程管理主任者」があります。

旅行業務取扱管理者

「旅行業務取扱管理者」は、旅行商品を販売するために必要な国家資格で、旅行会社には各営業所に最低1名の「旅行業務取扱管理者」を置くことが義務づけられています。

「旅行業務取扱管理者」の資格は、①国内旅行業務取扱管理者、②総合旅行業務取扱管理者、③地域限定旅行業務取扱管理者の3つがあり、それぞれ販売できる旅行の範囲が異なります。

条件や制限はなく誰でも受験することができ、独学で合格することも可能です。

旅程管理主任者

旅行の添乗業務を行う際には、「旅程管理主任者」の資格を持った人が必ず1名同行しなければならないと旅行業法で規定されています。ツアーコンダクターとして仕事をする上では、取得しておくべき資格です。

「旅程管理主任者」の資格には、国内旅行のみに添乗できる「国内旅程管理主任者」と、海外旅行の添乗も可能な「海外旅程管理主任者」の2種類があります。

受験には一定の添乗実務を経験していることが求められるため、一般的には旅行会社に就職してから資格取得を目指すことになります。

未経験転職でもあると有利なスキル

未経験で旅行会社や旅行業界に転職する際に、身についていると有利なスキルには次のようなものがあります。

コミュニケーション力と接客スキル

営業系のカウンターセールス、アウトセールスはもちろん、ツアーコンダクター、ツアープランナーなどの職種も、お客様のニーズを把握したり、お客様に提案を行う仕事のため、高いコミュニケーション力と接客スキルが求められます。旅行業界が未経験でも、前職で営業や接客の経験があれば評価されやすいでしょう。

コミュニケーションができるレベルの英語力

海外旅行はもちろん、国内旅行でも訪日観光客が増えていることから、コミュニケーションができるレベルの英語力があれば、旅行業界への転職に有利です。

海外旅行の添乗ができる「総合旅程管理主任者」の資格には、添乗英語の内容が加わるため、旅行業界でスキルアップを目指したい方は、英語スキルを身につけておくと良いでしょう。

未経験でも旅行会社や旅行業界への転職は可能

ご紹介してきた通り、未経験でも旅行会社や旅行業界に転職することは可能です。旅行会社のいずれの職種もコミュニケーション力と接客力が必要なので、前職で営業経験や接客経験があれば有利です。しっかりとアピールしましょう。

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