高卒と大学卒の初任給の違いは?年収アップの方法を紹介!|20代未経験の転職ならツナグバ

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高卒と大学卒で初任給や年収がどのくらい違うのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

高卒でも日々の取り組み方次第で、大学卒と同じ年収を受け取ることも可能です。

本記事では、若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバが、業種別の違いなども交えて解説していきます。

目次

高卒の初任給は大学卒とどれだけ違う?年収アップのために現状を把握しよう!

まずは、現状を把握するために数字をみていきましょう。

初任給から生涯賃金まで高卒と大卒ではどれだけ違いがある?

高卒と大卒では、初任給でどれだけ違いがあるのでしょうか?

㈱産労総合研究所が毎年実施している初任給調査では、

「2022年度の決定初任給額は、大学卒(一律)で210,854円、高校卒(一律)で173,032円であった。」

と掲載しています。

https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/chinginseido/shoninkyu/pr2207.html

高卒と大卒とでは、初任給で約3万8千円の違いがあることがわかります。これは年間に換算にすると、45万6千円となります。

また、厚生労働省が発表している「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」で、初任給の年収を見てみると、高卒で179万7千円、大卒で225万4千円となっており、上記調査結果とほぼ同じであることが分かります。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/09.pdf

ボーナスの受給額にも差が出ることを考慮すると、この差はもっと開くことになるでしょう。

年収と学歴には何か関係があるのか!?差が出る理由を解説!

学歴で差が出てしまう理由は3つあります。

①学歴イコール「能力が高い」と判断される

学歴社会は終わったと言われる現在でも、ほとんどの企業で学歴をある程度重視しているのは事実です。

確かに入社時の知識量という面では高卒より大卒の方が多いと言えるでしょう。しかし仕事をする能力という面においては、知識以外のスキルが問われるのであって、学歴では測れない部分であるはずです。

にもかかわらず、日本の社会においては、「学歴があれば知識の量だけでなく能力も高い」と判断されているのが現状と言えるでしょう。

②学歴イコール「努力できる人材である」と判断される

採用時に学歴を見るのは、「この学校に入るには、コツコツと努力して勉強ができる人材なのだろう」という一つの判断材料が入る点にあります。

大学を出ているということは、レベルに応じて、ある程度時間をかけて、コツコツと受験勉強をやり遂げる必要があります。

勉強ができることが、仕事で能力を発揮するとは限りませんが、一つの判断材料としては、説得力のあるものと認めざるを得ないのは確かです。

初任給は違えど、努力すれば給料アップは可能

初任給に違いを出していても、能力次第で給料をアップさせる企業がほとんどです。

ですから、仕事で成果を出すことはもとより、資格取得や率先してスキルを身につける姿勢が大切になってきます。毎年の昇給次第では、生涯年収という面では、初任給の差が埋まって逆転することも少なくないでしょう。

高卒で年収が高い業界・低い業界は?

全国の平均での初任給の違いをみてきましたが、業種別ではどうなのか気になるところです。

高卒で年収が高いおすすめな業種・職種!

学歴に関わらず、年収は業界によって大きな差がでてきます。なぜならば、儲かっている業界は、従業員への還元率も高くなるためです。

また、求められるスキルや慣習から、学歴で差が出にくい業界というものもあります。

  • IT業界
  • インフラ業界
  • 情報通信業
  • 建設業界
  • 不動産業界

このような業界は、高卒でも年収が高くなる、おすすめの業界となります。

高卒におすすめできない初任給・年収の低い業種は何?

一方で、高卒におすすめできない業界というのは、

  • 運輸業界
  • 宿泊や飲食のサービス業界

となります。

運輸業界は、ネット通販など、コロナの影響で好景気ではありますが、現場の作業員としての仕事になると、低賃金となるのでおすすめではありません。

同様に、コロナの影響が緩和されてきて、これから好景気が期待できるサービス業に関しても、従業員としては低賃金の企業が多いため、契約条件をよく確認するようにしましょう

高卒の年収はどこで差が付く?高卒でも高額年収を稼ぐ方法を紹介!

高卒の初任給や年収について、数字や業界のことが分かってきましたところで、実際に高額年収を稼ぐ方法を紹介していきます。

高卒で年収を上げる5つの方法を紹介!

①単純労働を選択しない

「未経験大歓迎」というような求人募集に飛びつくのには注意するべきでしょう。

確かに、単純作業等でマニュアルにそって仕事をすれば、未経験でもこなすことはできますが、そのような職種は専門スキルを身につける機会が少なく、キャリアプランとしては見通しが立ちにくいためおすすめできないからです。

収入をあげようと考えているのなら、単純労働の仕事は選択しない方がよいでしょう。

②能力・実力を重視する会社を選択する

実力主義で学力不問としている企業で働けば、高卒で年収を上げる機会が多くなります。

学歴を問わない企業は、成果や能力で報酬を決定する傾向にありますので、モチベーションも保ちながら働くことができるでしょう。

③稼いでいる業界・伸びている業界を選択する

現在、稼いでいる市場・業界を選んで働くことが年収を上げる秘訣となります。なぜならば、従業員の給料は市場の変化に応じて決められるからです。

ここで大切なのが、今稼いでいる業界であるだけでなく、成長している業界かという点です。

変化の激しい現代においては、今稼いでいるからと言って、数年後はどうなるか分からない世界です。将来のリスクをできる限り軽減するという面においても、伸びている業界であるかをチェックするくせをつけるようにしましょう。

④自身の能力・技術をアップさせられる仕事を選択する

高卒でも収入をあげられる第一の選択が、単純作業を選ばないということでした。裏を返せば、能力や技術が問われる仕事を選択するということです。

その際に大切なのが、自身の現在の能力に合っていて、スキルアップができる環境であるかということです。

つまり、多少今の給料が低くても成長できる環境であれば、給料が高い企業よりもいい場合もある、ということを覚えておきましょう。

⑤独立を視野に入れて職種を選択する

例えば、「1000万円以上稼ぎたい」と、高額収入をめざすのであれば、独立や起業を視野にいれて働くことをおすすめします

どんなに学歴が高くても、企業に勤める限りは収入に上限があり、それは高卒であっても同じことだからです。

高卒で小規模な企業に就職して、能力や技術を身につけて独立するという事例は多いので、リスクも高い選択となりますが、サラリーマンとして大卒よりも稼ぐという手段よりも、むしろ現実的な手段とも言えます。

高卒でも年収で差をつけるには?キャリアプランを明確に!

高卒でも年収で差をつける方法をみてきましたが、実はそれ以前にもっと大切なことがあります。それは、自身のキャリアプランを明確にすることです。

長い人生、頑張っても努力が報われないことや、何のために自分を磨いているのか見失いつまずくこともあります。そのときに、よりどころとなるのが、自分自身で描いたキャリアプランとなるからです。

  • 何のためにこの業界を選んだのか
  • なぜ毎日努力をしているのか
  • 何のために年収を上げるのか

こういったことを自問自答し、描いたキャリアプランを実現していくようにしましょう。

まとめ

高卒は初任給では大卒より低く、何もせずに働き続けたら、年収も大卒に届かないのが現状です。

しかし、自身のキャリアプランをしっかりと立てて、能力や技術を磨ける環境を選択して働き続ければ、年収で大卒を超えることは可能です。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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