フリーターは確定申告が必要なのか?|20代未経験の転職ならツナグバ

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フリーターの人で確定申告をすることは必要なのか判断できない人もいるのではないでしょうか。ここでは、フリーターの確定申告の必要の有無や確定申告で必要な物などを紹介していきます。

目次

フリーターで確定申告が必要な場合

フリーターで確定申告が必要な場合とそうではない場合に分けられます。そのため、フリーターの人は自分は確定申告をする必要があるのかを確認する必要があります。次に、フリーターでも確定申告の必要がある人の特徴を紹介します。当てはまっているのであれば、必ず確定申告をするようにしましょう。もし、確定申告をする必要があるにも関わらず、申告をしないと脱税となってしまいます。

年末調整をしていない場合

フリーターの人で年末調整をしていないのであれば、確定申告をする必要があります。年末調整とは1年間の所得税を正確に計算しなおすことであり、年末調整をすることで多めに所得税を支払っているのであれば、多い分返してもらうことができ、逆に不足している場合は追加で支払わないといけません。給料から毎月所得税が引かれていますが、あくまでも概算であり、控除できる物などがあっても計算に含まれていません。

そのため、年末に控除の対象となる書類を企業側に提出することで1年間の正しい所得税を計算してくれます。確定申告は所得税を計算するための書類であるため、年末調整をしているのであれば、フリーターでも確定申告を提出する必要はありません。

複数の職場で働いている場合

フリーターの人は正社員としてではなく、バイトは派遣などの雇用形態で働いている場合が多く、複数の職場で働いている場合も少なくありません。複数の職場で働いている場合は確定申告をする必要があります。その理由は、複数の職場で働いている労働者に対して企業側は基本的に年末調整をしないからです。年末調整をしないことには1年間の給与に対する所得税が分からないため、確定申告をして納める所得税の金額を明確にしなければなりません。

フリーターで確定申告が必要ない場合

フリーターであれば、必ず確定申告をする必要があるわけではなく、一定の条件下であれば確定申告をする必要はありません。例えば、給与の総額が103万円以下であれば、所得税の非課税対象となるため、確定申告をする必要はありません。ちなみに103万円という数字は給与所得控除の55万円と基礎控除の48万円を足した金額です。

ただし、総収入が103万円以下であれば必ず確定申告をする必要がないというわけではなく、給与の他に事業所得がある場合は確定申告をする必要が出てくることもあります。例えば、給与を年間で20万円もらい、事業の所得が83万円あると総収入は103万円以下に含まれるので確定申告の必要はないと考えてしまいやすいですが、確定申告をする必要があります。

その理由は給与20万円は給与所得控除の55万円があるため、0円となりますが、事業所得の83万円には給与所得控除ではなく、基礎控除のみ対処となるため、83万円から48万円を引いた35万円が所得税の課税対象になってしまうからです。その他にも上記でも紹介したように働き先が年末調整をしている場合も確定申告をする必要はありません。

フリーターが確定申告をする場合に必要な物

フリーターが確定申告をする場合に必要な物があります。必要な物を揃えずに提出してしまったり、確定申告の書類を作成してしまうと支払う所得税が多くなってしまったり、確定申告自体ができない可能性もあります。次に、確定申告をする際に必要な物を紹介するので、事前に用意しておくようにしましょう。

源泉徴収票

源泉徴収票とは、働いている会社からもらうことができる書類であり、年間いくらの給与を支払ったかなどが分かる書類となっています。企業側は従業員一人一人に源泉徴収票を発行する義務があるため、年末や退職したときにもらうことができる場合が一般的です。しかし、場合によっては発行されずに源泉徴収票が手元にないこともあります。そのような場合は元勤務先に源泉徴収票の発行を依頼しましょう。

企業側は退職してから一か月以内に源泉徴収票を発行しなければならないという決まりがあるため、この時点で発行してくれる場合がほとんどです。それでも発行してもらえなかったり、担当者などと連絡が取れない場合は税務署に相談して源泉徴収票不交付の届出書を提出するようにしましょう。提出することで税務署から元勤務所に連絡が行くようになります。また、貰った源泉徴収票を紛失してしまった場合は、元勤務先に連絡をすれば、再発行してもらうことが可能です。

確定申告書

確定申告書とは確定申告をする際にさまざまなことを記入するための書類です。確定申告書にはAとBがあり、Bは事業者向けであるため、フリーターで事業をしていないのであれば、Aを用意するようにしましょう。確定申告書は市役所や税務署で自由にもらうことができるようになっている場合がほとんどです。また、税務署のホームページからでもダウンロードすることが可能です。

控除ができる書類

もし、控除ができる書類があれば、一緒に用意するようにしましょう。控除ができる書類にはさまざまありますが、医療控除であったり、社会保障控除などさまざまあります。医療控除は年間で治療費などを10万円以上支払っている場合に控除の対象となり、15万円の医療費を支払っているのであれば、5万円分が控除されるという仕組みです。その他には生命保険料控除や地震保険料控除などもあります

フリーターが確定申告をする場合の提出先

確定申告書を作成することができたのであれば、提出する必要があります。次に、確定申告の提出先を紹介します。

税務署

一般的な確定申告の提出先は税務署となっています。税務署は各地域にあるため、近い税務署を探して訪れるようにしましょう。また、特別に確定申告のために会場が用意されている場合もあります。一般的な提出先ではありますが、確定申告の提出可能な日付になると多くの人が集まってくる可能性が高く、混み合うことが考えられます。また、税務署などは平日しか開いていないこともあり、平日に訪れなければならないなどのデメリットもあります。

e-Tax

最近ではe-Taxでも確定申告をすることができ、税務署などの提出先まで行く必要もありません。パソコンがあれば、確定申告ができるので忙しいフリーターの人や平日に税務署などに行くことができない人にもおすすめです。e-Taxの利用は慣れれば簡単ですが、初めての人はうまく使いこなすことができない場合もあります。ただし、一般的な確定申告の提出開始日よりも早く提出できるなどのメリットもあります。

唯一のデメリットは登録する必要があることであり、時間がかかってしまうこともあります。したがってe-Taxを利用して確定申告をしようと考えているのであれば、登録だけでも早めに済ませておくことが無難です。

まとめ

フリーターの場合は確定申告をする必要があったり、必要ない場合もあります。初めてフリーターとして働いていると確定申告のことをなにも分からない場合も多く、知らない間に所得税を未納してしまっていることにもなり得ます。そうならないためにはフリーターの人は確定申告のことを知るようにしましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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