高卒20代の平均年収はどれくらい?年収を上げるためにやっておくべきことを紹介|20代未経験の転職ならツナグバ

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「高卒だから大卒に比べて年収が低いのではないか?」「高卒が20代で年収を上げるのなんて無理」と悩んでいる人は少なくありません。

そういった人のために、高卒20代の年収事情から、年収をアップさせる方法までを紹介します。

目次

高卒で20代ではどれくらい年収を稼げるのか?

高卒の20代は、いったいどのくらいの年収を稼いでいるのか、気になるところではないでしょうか?

業種や職種による年収の違いと合わせてみていきましょう。

高卒20代の平均年収から分かることは?

高卒20代の平均年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を元に算出すると、以下のようになります。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/dl/03.pdf

20代前半男性 243.6万円

20代後半男性 280.1万円

20代前半女性 223.7万円

20代後半女性 238.0万円

20代の前半に比べて、後半になると年収が上がっているところをみると、20代ではスキルや能力の向上に合わせて年収が伸びていると読み取れます。

一方、年齢層や男女にわけずに考えると日本全体の高卒平均年収は、約380万円〜430万円と言われています。

30代、40代と年齢を重ねるにつれて経験から生まれるスキルや能力が向上することはありますが、20代の年収平均より全体の年収平均は大幅に上がっている点から、年功序列の分化が根強く残っていて、その影響で年収が上がっている傾向にあるとみてよいでしょう。

学歴による年収の差はあるのか?高卒と大卒の年収を比較

では、学歴による年収の差はあるのか、比較してみてみましょう。

同じく、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、大学卒では、

20代前半男性 275.0万円

20代後半男性 319.7万円

20代前半女性 269.8万円

20代後半女性 299.9万円

となります。

学歴による収入の差は顕著に数値としてあらわれていることが理解できます。

業種や職種による年収の違いを比較

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を元に、業種や職種別の年収の違いをみてみます。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/dl/05.pdf

金額は、20代後半男性/20代後半女性の順に記載します。

建設業 311.6万円/270.1万円

製造業 286.1万円/246.7万円

情報通信業 323.0万円/310.6万円

運輸業・郵便業 300.0万円/275.9万円

卸売業・小売業 301.7万円/274.2万円

金融業・保険業 339.4万円/283.2万円

学術研究・専門技術サービス業 329.4万円/307.6万円

宿泊業飲食サービス業 270.5万円/249.5万円

生活関連サービス業・娯楽業 287.3万円/263.0万円

教育・学習支援 330.5万円/285.5万円

医療福祉 311.3万円/295.1万円

サービス業(分類なし) 287.4万円/268.4万円

まず、業種によって差があることが分かります。

金融業・保険業が最も高く、次いで学術・専門技術サービス業となります。

この学術・専門技術サービス業には、会計事務所や法律事務所が含まれます。

高卒20代で年収で差をつけるためには?やっておくべきことを紹介!

高卒は大卒に比べて年収が低く、業種によっても年収に差があることは分かったけれど、実際に高卒20代で差をつけるにはどうしたらよいのでしょうか?

高卒20代でも年収が高い業界や職種は?

高卒でも年収が高い傾向にあるのは、仕事の成果や結果を求められる仕事であると言えます。

企業に就職するのであれば、成果主義をかかげている企業を選択するとよいでしょう。

しかし、高卒と大卒・院卒とでは、新卒採用時に4年以上の年齢差があり、知識や経験で大きな差が生じてしまうのも確かです。

高卒で年収を上げたいのであれば、大学で学ぶこと以上に努力をして仕事で結果を出せるようにするしかありません。

努力は必要ですが、学歴が問われず高卒でも比較的、年収が高い仕事というものもあります。

それは、

・土木や運送といった肉体労働も必要な職種

・不動産業やIT関係といった資格が必要な職種

といった職種となりますので、覚えておくと良いかも知れません。

高卒20代で平均年収以上に稼ぐには?3つのポイントを紹介

高卒20代で平均年収以上を稼ぐには、以下の3つのポイントをおさえましょう。

①年収の高い業種を選ぶ

上記の調査でもわかるように、業種によって年収に差があることは、厚生労働省のサイトから誰でも確認ができます。

自分のやりたいことも大切ですが、20代で平均年収以上を稼ぎたいのであれば、年収の高い業種に狙いを絞ることも大切です。

②業績が伸びている業界を選ぶ

突然訪れた新型コロナウィルスの影響で、例えば旅行業界は業績を落としました。

逆に、IT関連や半導体業界は業績を伸ばしています。

業績が伸びている業界は従業員への給料も上げる傾向にありますので、常に市場の動向をチェックして、働く場所は成長市場を選択するようにしましょう。

③スキルや能力を磨く

どの職種、業界で仕事をしても、自分が成長することを怠っていてはいけません。

高卒20代で平均以上に稼ぐには、一朝一夕に成し遂げられるほど甘くはないのが現実です。

目標をもって、コツコツと努力を続けることが最良の方法と言えるでしょう。

高卒が転職で年収をアップさせるための3つの方法

高卒が転職で年収をアップさせるポイントを3つ紹介します。

①専門性の高いスキル・知識を身に付ける

学歴は変えられませんが、知識やスキルは努力次第で向上させることができます。

目に見えた説得力のあるスキルアップとして、仕事に関係する資格を取得することをお勧めします。

資格取得で得た知識やスキルだけでなく、努力できるという能力も認めてもらえることができるからです。

②一つの企業に勤続する

日本の社会においては、まだまだ年功序列の企業が多いのもありますが、一つの企業に長年努めることは、③の転職の際にも有利になることが少なくないからです。

③自分の市場価値を把握する

日本には企業が300万社以上存在します。

その中には、現在勤めている企業よりも高い給料を支給してくれる企業が必ず存在することでしょう。

近年では、転職サイトや転職エージェントが充実していますので、まずは登録してみることをおすすめします。

なぜならば、自分の現在のスキルや能力が他の企業でどの程度評価されるのかを知ることで、自分の市場価値を把握することができるからです。

また、何が自分に不足しているかも把握できますので、勤続中から転職を意識して行動するようにしましょう。

まとめ

高卒で年収を20代のうちから上げていくことは可能です。

しかし、大卒の方が知識や経験が豊富であることもあり、高卒の方が年収が低いのも事実です。

年収を上げるためには、努力することも大切ですが、年収が高い業種や職種を選択することも忘れてはいけません。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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