高卒で就職するメリットとデメリットは?成功するコツやおすすめの職業を紹介|20代未経験の転職ならツナグバ

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高校卒業後の進路において、就職と大学進学で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。大学進学が当たり前の時代になってはいるものの、やりたいことがなければ進学する理由がありません。反対に、高卒で就職することに問題等はないのか不安があると思います。この記事では、高卒で就職するメリットとデメリット、また就活が成功するコツ高卒におすすめの職業を中心に解説します。

目次

就職に関する高卒と大卒の違い

高卒で就職するか、大学へ進学するかで悩んでいる方は、就職に関する高卒と大卒の違いについて理解することが悩みの解決に繋がります。高卒と大卒で就職にどのような違いがあるのでしょうか。

(1)求人枠の違い

高卒と大卒では、求人枠に違いがあります。大手企業ほど専門分野を学んだ即戦力になる人材を求めていることから、応募条件に大卒以上を設ける傾向があります。これにより、高卒者が大手企業に就職するのは難しく、給与面は当然ながら、やりたい仕事に就けない可能性が考えられます。

(2)書類審査や面接で差が出る

近年、大学進学が当たり前の時代になっています。それに伴い、企業は自社の成長を考えて大卒者を優先的に獲得しようと考えます。そのため、仮に学歴不問の条件であっても、書類審査面接において、高卒者は大卒者に比べて不利な状態になる可能性が考えられます。

(3)収入面の違い

高卒者と大卒者では、初任給および年収に差がでます。事実、厚生労働省の調べによると、高卒と大卒で初任給に約4万3千円もの差があることが分かっています。考えられる理由として、専門分野を学んできた大卒者は、即戦力かつ企業成長に大きく寄与すると判断されていると思われます。

(4)業務内容の違い

高卒者と大卒者では、就職後に任される業務内容に違いが生まれる場合があります。社会人未経験の高卒者は、業務を1から覚える必要があり、それにより配属先も望んだ部署にならない可能性があります。一方で大卒者は、大学で専門分野を学んできたことを考慮され、希望する部署に配属されやすいといいます。また、業務において与えられる責任の大きさが異なるケースも考えられます。

(5)キャリアアップの違い

高卒者と大卒者の違いによる業務内容の違いや、それに伴う責任の違いは、キャリアアップに影響しやすいといいます。大卒者は、就職後から責任ある業務を与えられるため、結果次第で昇進すると同時に、収入アップに繋がります。一方で高卒者は、責任ある業務を任せられる機会が少なく、大卒者以上の努力と結果を出さなければ、キャリアアップが難しい一面があるとされています。

高卒で就職するメリット

就職に関する高卒と大卒の違いを知って、高卒で就職することに不安を抱いた方がいるかもしれません。しかし、高卒で就職することにはメリットがあります。

(1)進学費用の負担がない

高卒で就職する場合は、大学の進学費用が必要ありません。親に経済的な負担を負わせる心配がなく、奨学金で借金を背負うこともありません。確かに大卒が当たり前の時代とはいいますが、大学は学びの場であり、学びたいことがない方が無理に通う必要はないといえます。また大学は、高卒資格も持つ方であれば年齢に関係なく入学できるため、就職した後、学びたいことが見つかった時に入学することができるのです。むしろ、高卒で就職すると収入が得られて、金銭面に余裕を持つことができます。

(2)学校の就職支援で内定が得やすい

多くの企業は、大卒者を中心に募集をかける傾向にありますが、大卒者が必ずしも就職内定をもらえるわけではありません。むしろ高卒で就職する場合は、学校の就職支援を受けられるため、内定率が高いといえます。実際に厚生労働省の発表によると令和4年度の高卒者の内定率は97%と報告されています。したがって、大卒より高卒で就職すると、高い確率で内定がもらえるメリットがあります。

(3)大学進学と比べて4年早く社会経験が積める

高卒と大卒では、就職後の給与面等の違いはありますが、結果的に求められる部分は経験値です。高卒で就職する方は、大卒者より4年早く社会経験をスタートさせ、業務においても4年長く経験を積むことができます。それにより、会社から必要な人材として認められ、また仕事のやりがいにも繋がります。

(4)仕事の知識や技術が積まれて出世しやすい

大卒より4年長く経験を積むことにより、業務における知識や技術が身につきます。それにより、上司や同僚から信頼されて、出世に繋がりやすいとされています。

(5)若くして将来設計が立てられる

高卒で就職し収入を得ることは、若くして自分の将来設計を計画できることを意味します。車、一人暮らし、結婚、マイホーム等を計画的に進めていくことができます。また、高卒で就職する際の年齢は18歳と未成年です。親族をはじめ、会社の上司や先輩がお金の使い方や社会人としての責任・意識を教えてくれることも、高卒者のメリットであり、人生設計に影響を与えるといえます。

高卒で就職するデメリット

続いては、高卒で就職するデメリットを紹介します。

(1)大卒より生涯賃金が低くなる可能性がある

上記で解説しましたが、高卒と大卒の初任給は約4万円以上の差があります。この差を埋めることは難しく、場合によっては後から入社した大卒者より収入が少ないことも考えられます。

(2)求人の数が少ない

高卒者の求人枠は、大卒者に比べて少ない傾向があります。それにより、やりたい仕事ができなかったり、給与や待遇等の希望条件に合った会社に就職できないことが考えられます。

(3)キャリアアップに限界がある

高卒で就職した場合は、ある程度のポジションまで出世は可能ではあるものの、その先のポジションに就くことができないケースがあります。大卒と比べて責任ある業務を任される機会が少なく、また専門的な知識や資格が必要になるケースが多いため、一定以上の役職に就けないと考えられます。

(4)自由な時間が取れない

社会人と大学生では、日常生活が大きく異なります。遊びたくても遊ぶことができず、自由な時間を確保することが難しいのです。先輩や上司の厳しい指導に耐える自分と、頻繁に遊びにいく自由な大学生を比較して、仕事ばかりの生活に嫌気が差してしまうかもしれません。

高卒就職を成功させるコツ

高卒者の就職内定率が高いとはいわれますが、職種や給与面を踏まえて希望する企業に勤めたいと思う方は多いはずです。そこで、ここでは高卒就職を成功させるコツを解説します。

(1)やりたい仕事を明確にする

給与面や業務内容など就職先を選ぶ条件はあると思いますが、大切なことは自分がやりたい仕事に就くことです。給与面はよくても休日が少なかったり、やりがいのない仕事は、長続きしない可能性があります。やみくもに就活するのではなく、まずは自分のやりたい仕事を明確にする作業からはじめることをおすすめします。

(2)就職に活かせる資格を取得する

就職に活かせる資格を取得することにより、希望する職業に就職できたり、高収入が得られる企業に就職できる可能性が高くなります。したがって、高校在学中に就職を見越した資格取得を考えることもおすすめです。

(3)担任やハローワークの担当者に相談をする

就活中は、担任の先生やハローワークの担当者、また両親に相談することが就活が成功する秘訣といえます。高校生は社会未経験者であり、就活に関する情報の集め方や選び方、企業を評価することが難しいといえます。両親や担任の先生は、社会を経験していますので、的確なアドバイスをしてくれるはずです。就活に関する悩みを相談し、また素直にアドバイスを聞き入れることが大切といえます。

(4)幅広い媒体で求人を探す

高校生の就活は、学校に届く求人をもとに選ぶのが一般的です。しかし、社会には数多くの企業が求人を出しているため、幅広い媒体で求人を探すと希望に合った企業に就職できるはずです。求人サイトや求人情報誌、また直接ハローワークへ行くのも方法の1つといえます。とはいえ、学校の内定率に影響する可能性がありますので、学校外で求人を探す場合は、担任の先生に相談する必要があります。

高卒の就職におすすめの職業

これまで、高卒で就職するメリットやデメリット、就活を成功させるコツについて解説してきましたが、業種について気になっている方は多いと思います。ここでは、高卒就職におすすめの職業を紹介します。

(1)公務員

公務員は、高卒でなれる職業です。国や自治体に属する職業になるため、給与や待遇等において安定が得られます。県や市の職員、警察官や自衛官など、高卒でなれる公務員は多く、やりがいもあっておすすめです。

(2)IT業界

プログラマーやウェブデザイナーなどのIT業界は、学歴や経験を問わず高卒でなれる職業です。IT業界は、デジタル社会の現代に必要な職業であり、将来性が高く安定した収入を得ることができます。また、IT業界は技術進歩が早く、若くして働くことによりITの知識や技術を吸収することができ、その後に活かすことができます。

(3)一般事務職

一般事務職は専門的な資格が必要なく、また未経験からはじめられる職業ですので高卒の就職におすすめといえます。業務内容は、書類作成や管理などデスクワークが基本です。そのため、最低限のパソコンスキルは身につけておくことをおすすめします。比較的、残業が少ないので女性に人気があります。

(4)介護福祉

介護・福祉関係は、働きながら資格が取れるおすすめの職業です。体力仕事ではありますが、やりがいがあり、またケアマネージャーなどのキャリアアップを目指すことができます。現在、高齢化社会が進む中で福祉関係は人材が不足している状態です。そのため、将来性が高く、安定して働くことができます。

まとめ:高卒就職は長く働ける職業を見つけることが大事!

高卒で就職するメリットやデメリット、就活を成功させるコツを中心に紹介してきました。大卒と比べて求人の数や待遇面に違いはありますが、大切なことは長く働ける職業を見つけることです。家族や担任の先生に相談をしながら、就活に取り組んでいきましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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