高卒認定試験に過去問がおすすめされる理由とは?選び方や使い方のコツを解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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諸事情で高校を卒業していない方でも、高卒認定試験に合格すると、高卒と同等の資格を得ることができます。学歴社会の現代において、高卒認定資格は就職を有利に進めることができるのですが、簡単に取得できるわけではありません。そこで今回は、高卒認定試験におすすめの過去問の選び方使い方のコツを中心に紹介します。

目次

高卒認定試験とは?

高卒認定試験におすすめの過去問を紹介する前に、高卒認定試験について解説します。

(1)高卒者と同等以上の学力があることを認定するための試験

高卒認定試験とは、高卒者と同等以上の学力があることを認定するための試験です。諸事情で高校に進学しなかった方や中退した方に向けて実施される試験であり、高卒認定資格を持つことにより、企業から高卒の扱いを受けられるため、公務員を含め就職を有利に進めることができます。

(2)高卒認定試験は年に2回実施している

高卒認定試験の実施回数は、年に2回行われています。出願期間や試験日は毎年異なりますが、基本的には夏と秋に試験が実施されています。詳しくは、文部科学省の公式ホームページを確認してみてください。受験資格は、試験実施年に満16歳以上であること、高等学校卒業者や大学入学資格検定・高等学校卒業程度認定試験合格者など大学入学資格を持っていない方に限ります。

(3)高卒認定試験の試験科目

高卒認定試験は、最少8科目最多10科目の試験に合格する必要があります。以下は、高卒認定試験の試験科目です。

【高卒認定試験の試験科目】

必須教科必須科目科目数
国語国語1
数学数学1
英語英語1
世界史世界史A世界史B1
地理・歴史日本史A日本史B
地理A地理B
4科目のうち、いずれか1科目
公民現代社会倫理政治・経済現代社会1科目、もしくは倫理と政治経済の2科目
理科科学と人間生活物理基礎科学基礎生物基礎地学基礎①「科学と人間生活」の1科目と「物理基礎」「化学基礎」 「生物基礎」「地学基礎」のうち1科目(合計2科目)
もしくは、
②「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」 のうち3科目

高卒認定試験の合格率

学校で学ぶ教科から離れた生活をしている方にとって、高卒認定試験の試験科目は難しいと思われるかもしれません。では、高卒認定試験の難易度は高いのでしょうか。

(1)令和4年度の高卒認定試験の45%

文部科学省の報告によると、令和4年度第1回の高卒認定試験は、受験者8,444人に対して合格者3,796人、合格率は約45%となっています。受験した半数以上の方は不合格になっていることから、簡単に合格できる試験ではないことがわかります。時間をかけて試験対策を行い、また勉強方法も考えることが合格する上で必要なことといえます。

高卒認定試験に過去問がおすすめな理由

高卒認定試験の合格率は45%と、難易度が高いことをお伝えしました。合格するためには、時間をかけて勉強を続けることが大切であり、また勉強方法に過去問を取り入れることがおすすめされています。では、なぜ高卒認定試験に過去問がおすすめなのでしょうか。

(1)自分の学力レベルが把握できるから

勉強をはじめるに当たって大事なことは、現在の自分の学力レベルを把握することです。やみくもに勉強をするのではなく、計画的かつ効率的に勉強をすることが合格への近道といえます。勉強をはじめる前に、まずは過去問で自分の学力レベルを把握することをおすすめします。

(2)自分の学力を向上させられるから

過去問を繰り返し解き、内容を理解することによって学力は向上します。学力が向上するということは試験合格に繋がるため、過去問は必要な勉強法とされています。

(3)得意・不得意な科目を把握できるから

過去問を解くことにより、自分の得意科目・不得意科目を把握することができます。これらを把握することは、効率よく勉強するための計画立てに役立ちます。

(4)高卒認定試験の出題傾向が把握できるから

過去問とは、過去に試験で出題された問題集です。過去問を解くことで高卒認定試験の出題傾向難易度を把握することができます。これにより、勉強すべき内容や優先度を見極めることができます。

高卒認定試験に役立つ過去問の選び方

高卒認定試験用の過去問を取り入れることは、自分の学力レベルや得意・不得意科目、また効率的な勉強の仕方を把握し、試験合格に繋げることができます。とはいえ、高卒認定試験用の過去問は数多く出版されてます。そこで今度は、高卒認定試験に役立つ過去問の選び方を紹介します。

(1)学力レベルに適している過去問集

高卒認定試験用の過去問を選ぶ際は、学力レベルに適した問題集を選ぶことが大切です。高校へ進学していないのか、高校中退なのか、様々な要因で学力レベルには個人差があります。また、高卒認定試験に出題される内容は、中学生レベルから理解していなければ解けない問題が数多くあります。それにより、自分の学力レベルに適した過去問を選ぶ必要があります。

(2)試験の出題頻度がわかる過去問集

高卒認定試験に出題される内容は、一定の傾向がみられます。そのため、試験の出題頻度がわかる過去問を選ぶことにより、効率的な勉強と試験対策が取れるといえます。

(3)イラスト等でわかりやすい解説がされている過去問集

試験勉強は、継続することに意味があります。文章だけの難しい過去問集では飽きやすく、勉強を長く続けることが難しくなるのです。そのため、イラスト等でわかりやすい解説がされている過去問を選ぶことにより、内容を理解しやすく、また継続して勉強を続けることに繋がります。

(4)資格取得等の参考書を発行している出版元

資格取得等の参考書を発行している出版元は、試験対策や勉強法に関するノウハウを持っています。そのため、わかりやすい解説が記載されているなど、効率よく勉強できる問題集になっている傾向がみられます。

過去問を使ったおすすめの勉強法

高卒認定試験用の過去問の選び方を解説しましたが、勉強に過去問を上手く取り入れることが重要です。ここでは、過去問を使ったおすすめの勉強法を解説します。

(1)1冊の過去問集を繰り返し解く

基本的に、1冊の過去問集を繰り返し解くことが大切です。複数冊の過去問集を持っていても、解説等に違いがあるため、混乱して理解するまでに時間を要してしまいます。過去問集の解答をノートに書いていき、間違った箇所には自分で解説を書き込むなどして上手に使うことが学力向上のコツです。

(2)苦手な科目を重点的に解く

高卒認定試験の合格ラインは、1科目約50点が目安にされています。そのため、国語は点数がよくても、英語が50点以下であれば意味がなく、全科目において最低限の学力が必要になるのです。このことから、高卒認定試験に向けた勉強は、過去問を使って苦手な科目を重点的に解いていくことが重要といえます。

まとめ:勉強に過去問を取り入れて高卒認定試験の合格を目指そう!

学歴社会の現代において、高卒以上の最終学歴は必要とされています。諸事情で高校を卒業していない方は多いと思いますが、高卒認定資格を取得することにより、高卒と同等の扱いを受けられ、就職を有利に進めることに繋がります。とはいえ、高卒認定試験の難易度は高く、継続して勉強することが大切です。高卒認定試験の受験を検討されている方は、ぜひ勉強に過去問を取り入れて合格を目指してみてください。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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