失業保険はいくら?いつまでもらえる?失業保険の受給額について解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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失業した時に一定の条件を満たし、ハローワークに手続きを申し込むことで受給できる失業保険ですが、実際に受給されるのはいつなのでしょうか?また受給期間はどのように異なるのでしょうか?今回は、失業保険の受給額について詳しく解説します。

目次

失業保険を受給するのに必要な条件

失業手当を受け取れる条件として退職日の2年間に雇用保険の被保険者期間が通算で12ヶ月以上あることが必須です。倒産や解雇など会社都合で退職せざるをえなかった場合は、1年間で通算6ヶ月でも受給対象内とされています。

そして、再就職しようとする意思をもち、ハローワークに給食の申し込みを行い転職活動を行っていることも条件とされています。そのため、妊娠や出産、病気や怪我などですぐに仕事につくことができない人は対象外となります。正社員だけではなく、パートやアルバイトも雇用保険に加入していれば失業保険を受給することができるかもしれません。

失業保険はいくらもらえる?計算方法

失業保険の給付額は、退職前6か月の賃金合計を180で割り、給付率と給付日数をかけたもので求めます。失業保険の1日あたりの給付額を基本手当日額と言います。

賃金日額は、退職前6か月の賃金合計を180で割り、給付率をかけたもので算出します。賃金日額に給付率をかけたものが基本手当日額となります。給付率はおおよそ50〜80%

に推移しています。基本手当日額と賃金日額には上限があります。以下の通り年齢によって決められています。これは毎年変更もあるので注意が必要です。数値に誤りがあるかもしれないので詳しくは、近くのハローワークに尋ねてみても良いかもしれません。

賃金日額、基本手当日額の上限額

退職時の年齢賃金日額の上限額基本手当日額の上限額
29歳以下13,670円6,835円
30〜44歳15,190円7,595円
44〜59歳16,710円8,355円
60〜64歳15,950円7,177円

失業保険の受給開始日は?

受給開始日は、退職後にハローワークにて離職手続きをした後に受給することができます。会社都合で退職した場合は、7日間の待機期間後から開始されますが、実際に振り込まれるのは申請してから1ヶ月後になります。

しかし自己都合の退職の場合は、7日間の待機期間後さらに2〜3ヶ月間の給付制限期間が設けられています。給付制限期間が終わってから失業保険の給付金が振り込まれるので申し込みしてからおおよそ2ヶ月かかると考えておいた方が良いかもしれません。

もし失業保険の受給期間中に病気などで定職につくことができない場合が30日以上続くと受給期間を延長することが可能です。

失業保険の受給期間はおおよそ90〜330日とされています。これは退職時の年齢や退職理由、雇用保険の被保険者期間によって変わってきます。

例えば、自己都合で退職した場合は、年齢関係なく被保険者期間により受給期間が決まります。被保険者期間が10年未満の場合は90日、10年以上20年未満の場合は120日、20年以上の場合は150日となっています。

一方で、会社都合の退職の場合は90〜330日と自己都合退職よりも受給期間が長くなります。もっとも長い受給期間は330日とされていますが、離職時の年齢が45〜59歳で被保険者期間が20年以上、また会社都合で退職になった人が受給できます。

失業保険を申請する方法と手順

失業保険の受給を受けるには、退職後にハローワークにて所定の手続きが必要です。準備しなければいけない書類は以下の通りです。

・雇用保険被保険者離職票(退職先の企業からもらう)

・マイナンバーカード(登録カードでも良い)

・証明写真(縦3センチ✖️横2.5センチ)

・印鑑(シャチハタ不可)

・本人名義の預金通帳やキャッシュカード

住民票に登録されている住所の管轄のハローワークに必要書類を提出します。失業保険の受給条件が満たされているかどうか、7日間の待機期間で確認され、受給資格があると認定されれば、雇用保険説明会に参加することができます。説明会は当日ではなく指定された日時に実施されるため忘れずに参加するようにしましょう。万が一参加を忘れてしまうと失業保険の受給が受けられなくなることもあるので注意が必要です。

また、求職の申し込みをするのも再就職したいというポジティブな意思を示すことができます。さらに受給資格があるかどうかは4週間に一度求職活動の報告を行って決められます。失業認定を受けるとその1週間後に特定の口座に振り込まれる仕組みになっています。

失業保険を受給するときの注意点

失業保険を受給する前に知っておきたい注意点をまとめてみました。

失業保険受給中にバイトをするには?

前もって申告していれば、失業保険受給中であってもバイトやパートをすることができます。ただし、労働時間が一定を超えると一度受給が制限されることもあるので注意が必要です。またハローワークにて必要書類を渡すと同時に、バイトするという計画を報告しなければ罰則が与えられることがあります。

一度受給すると被保険者期間がリセットされる

失業保険に給付金を一度受給すると、受給資格と関係のある被保険者期間がリセットされます。そのため、失業保険を受けて再就職したものの、その仕事を12カ月以内でやめてしまった場合は再度失業保険金を受け取ることができません。

再就職した後、退職し失業保険を受給するためには2年間のうちに雇用保険の被保険者期間が12ヶ月以上あるという条件を満たす必要があります。

自己退職都合の給付制限

正当な理由ではない自己都合での退職の場合は、7日間の待機期間に加えて2〜3ヶ月間の給付制限が設けられています。この期間中は収入がないため自分で生活費を用意しなければなりません。日頃から貯金している人は別ですが、貯金の準備もない人にとってはとても大変なことです。

そのため、自己都合での退職を検討しているのであれば、転職活動期間中も想定してまずは2〜3ヶ月の生活費を蓄えることから始めるのがおすすめです。さらに、待機期間中の7週間はアルバイトができず、待機期間後も週20時間以上は働くことができないので注意が必要です。

失業保険を受けるにあたって以上の注意点を留意し、確実に失業保険を受けられるように準備しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、失業保険の受給額や受給期間についてまとめてみました。参考になったでしょうか。失業保険を受けるためにはただ離職届をハローワークに出すだけではなく、様々な条件や手順が存在します。場合によっては受給するまでに時間がかかるものもあります。

退職後、次の転職先が決まっていない場合は、数ヶ月の生活費を自分で賄えるほどの貯蓄があるかどうか考えることも必要です。ある一定の準備をすることで失業後も安心して求職活動に専念できます。

会社都合ではなく、自己都合での退職の場合失業保険が受けられずに失業前と同じ生活ができなくなる可能性もあります。今回紹介した失業保険の受給条件や注意点を確認し、退職を検討するようにしましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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