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失業保険は受給資格があり、条件を満たしていないと受給することができません。ここでは、失業保険の受給資格について紹介するので、受給できるのかできないのか確認してはいかがでしょうか。
失業保険の受給できる資格
失業保険は失業したときに以前働いていた給与の何割かをもらうことができる保険であり、企業が加入している場合が多いです。しかし、失業すれば誰でも失業保険を受給できるわけではなく、受給できる資格がある人のみが対象となっています。そのため、仕事を辞めたのであれば、自分は失業保険を受給できる資格があるのかを確かめるようにしましょう。次に、失業保険の受給資格を紹介していくので、条件を満たしているのか確認してみてはいかがでしょうか。
退職した会社が雇用保険に入っている
失業保険は一般的な保険と同じように加入しておく必要があります。しかし、仕事をしている人はそのような保険に加入した覚えがなく、失業した際に受給資格がないのか不安に感じてしまう人もいるのではないでしょうか。失業保険は就労者が加入する保険ではなく、企業側が加入する保険であるため、就労者が失業保険に加入した覚えが無くても問題なく、企業が加入しているのかを確認する必要があります。
ただし、全ての企業が失業保険に加入しているのではなく、就労者の状況によっては失業保険に加入していない場合もあります。企業が加入する保険は厳密には失業保険ではなく、雇用保険という名称で、この保険に加入していないと失業手当を受けることができません。雇用保険に入るには条件があり、一か月以上働く見込みがあり、週20時間以上働き、学生ではないことが条件となっています。
これらの条件に当てはまっていない場合は雇用保険に入ることができないので、失業保険の受給資格もありません。これらのことは企業に聞くと教えてもらうことができます。
退職後に就職活動を行っている
上記で紹介した条件は最低限の受給資格であり、企業が雇用保険に加入していても失業後の行動によっては受給できない場合もあります。失業保険には失業後も就職活動をしていないといけない決まりがあります。そもそも失業保険は失業してしまい、収入がなくなってしまった失業者が次の仕事が決まるまでのお金を支給するというものです。そのため、失業後に就職活動をしていないことは失業保険の受給資格を満たしていないことになります。
すぐにでも仕事ができる状態である
失業保険を受給するためには、すぐにでも仕事ができる状態であることも必要です。例えば、大きな怪我などをしてしまっている場合は就職活動をすることもできない場合が多く、できたとしてもすぐに働くことができない可能性が高いです。そのため、すぐに働くことができない人はいくら失業保険の受給資格を満たしていても受給することができません。すぐに仕事ができない状態は怪我や病気の他にも妊娠・出産も含まれています。
妊娠をきっかけに仕事を辞める人もいますが、そのような人は失業保険の受給資格がないのかというとそうではありません。通常であれば、1年以内に失業保険を受給し終わる必要がありますが、妊娠を理由に辞めた場合は3年間が足され、4年以内に就職活動を行えば受給資格が得られます。
失業保険の受給資格があっても受給されるタイミングが違う
失業保険は受給資格があっても人によっては受給されるタイミングが違います。受給するタイミングが違うことを知らないとお金に困ってしまう場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。次に、失業保険の受給タイミングの違いを紹介します。そのため、失業保険の受給資格がある人は、自分はどちらのタイミングで受給されるのかを把握しておきましょう。
自分都合で退職した場合
失業する際に自分都合で退職した人もいるのではないでしょうか。仕事を辞める理由はさまざまであり、失業する多くの理由がこれらに当てはまる場合が多いです。失業保険を受給するための手続きをしてから3か月後に受給されるようになります。しかし、待機期間の7日間も含まれるので、3か月と7日後に1回目の受給が始まり、後は1か月ごととなります。3か月の間に仕事先が見つかり、働き始めると受給資格を失ってしまいます。
そのため、自分都合で退職した場合に失業保険をすべて受給しようとすると長い人であれば、半年以上無職で就職活動をしなくてはいけません。
会社都合で退職した場合
会社都合で退職した場合は、一気に受給されるタイミングが早くなり、待機期間の7日後に受給されます。会社都合での退職は会社から辞めてほしいと伝えられてしまうことであり、リストラも会社都合となります。会社都合で退職した場合は自分都合で退職した場合よりも長く受給できる可能性があったり、最大2年間国民健康保険が軽減されるなどのメリットがあります。
失業保険の受給資格がある場合にすること
失業保険の受給資格があれば、受給するまでの流れを把握しておく必要があります。受給資格があるだけでは、受給することができないので、最近退職した人やこれから仕事を辞めようと考えている人は把握しておきましょう。
ハローワークで申請をする
失業保険を受給するためには申請をする必要があります。申請は役所などで行うのではなく、ハローワークで行います。そのため、失業保険を申請するのであれば、近場のハローワークまで行く必要があります。ハローワークは、時期や時間帯によって混みあう可能性があり、待ち時間が長くなってしまうことも珍しくありません。ちなみに失業保険の申請に必要な物は、退職した証明にもなる離職票、個人番号、身元が分かる証明書、印鑑、キャッシュカードや通帳などです。
これらの物が用意されていないと申請することができないので、忘れないように持参しましょう。また、申請は本人ではないと行うことができない注意点もあります。
ハローワークで就職活動をする
上記でも紹介しましたが、失業保険は申請をするだけで受給できるわけではありません。ハローワークで手続きをしてから、就職活動をしなければ失業保険の受給資格がないため、就職活動をするようにしましょう。ハローワークで就職活動をする場合は最低でも月に1回就職活動をしなければなりません。
ここでの就職活動とは、単純に求人情報を閲覧するだけではなく、気になった求人情報をコピーして職員の人に提出し、どのような企業なのかを相談したり、履歴書を送るなどをしなければなりません。職員を介して就職活動をするとハンコをもらうことができ、就職活動をした証拠になります。失業保険目的ではなく、早く仕事先を見つけたい人にとってはあまり気にする必要はありませんが、とりあえず失業保険全額受給しようとする人にとっては面倒と感じてしまいやすいです。
まとめ
失業保険は誰でも受給資格があるのではなく、特定の条件をクリアした人のみが受給することができる制度です。なかには受給資格があるにも関わらず、失業保険ということを知らずに受給していない場合もあります。失業保険は失業した人をサポートしてくれる制度であるため、利用できる資格があれば、受給するようにしましょう。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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