自己退職の場合の失業給付金の計算方法とは?|20代未経験の転職ならツナグバ

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転職や勉学など、自分の人生をよりよく過ごすために会社を自己退職。雇用保険に加入していたのなら、失業保険でしっかりと生活の保障をしてもらいましょう。
ここでは、自己退職の場合の失業給付金の計算方法をわかりやすくご説明します!

目次

自己退職の場合、失業給付金はもらえるの?

会社を自分の都合で自己退職した場合、条件がクリアしていれば失業給金を受け取ることができます。自己退職で失業給付金を受け取ることができる条件とは、一体どんな条件なのでしょうか?

自己退職で失業給付金がもらえる条件とは?

自己退職で失業給付金を受け取るためには、ハローワークに申請して受給資格を認めてもらう必要があります。ひとつ目の条件として、以前の会社で雇用保険に加入していることが条件となります。しかし、ただ雇用保険に入っていれば良いというわけでもありません。雇用保険に加入していた期間がポイントとなります。
自己退職の場合、雇用保険の加入期間が離職前の2年間で12ヶ月以上加入していることが条件となってきます。残念ながら、12ヶ月未満だと失業給付金をもらうことはできないんですね。また、失業給付金は「働く意欲」がある人に限り支給されます。ですので、退職後のライフステージがどのようなものかが、重要なポイントとなります。
退職後、新たな仕事を探す人は「働く意思がある」ので受給資格者と認められます。しかし、退職後に留学や進学など「働く意思はない」人は、受給資格者と認められないんですね。このように、退職後の進路で大きく変わってきます。

自己退職の失業給付金はいつからもらえる?

受給資格者と認められた場合「できればすぐにでも失業給付金をもらいたい!」と思いますね。では、実際には退職後からどのくらいの期間で失業給付金が受け取れるのでしょうか?
自己退職で失業給付金を受け取るには、最低でも2ヶ月程度時間がかかります。それは、なぜなのか?まず、全ての退職理由に共通して「7日間の待機期間」というものがあります。この期間は、失業給付金は支給されません。その後、自己退職の場合にのみ「2ヶ月間の給付制限期間」というものが設けられているんですね。
結果的に、失業給付金を支給されるまでに早くても2ヶ月は時間が必要というわけです。この期間の最初の1ヶ月は以前の会社の給与が支払われるので、生活もさほど心配ないかもしれませんね。しかし、残り1ヶ月〜は、自分の貯蓄で生活しないといけないんですね。このことも、しっかりと頭に入れておくと安心ですね。

自己退職の場合の失業給付金はいくらもらえる?

実際に、自分がどのくらい失業給付金をもらえるのか?誰もがとても気になることです。ここでは、自己退職の場合の失業給付金の計算方法をご紹介します!おおまかな金額が分かるだけでも、気持ちが安心しますね。

自己退職の失業給付金の計算方法

①賃金日額を計算する
賃金日額とは、1日の平均賃金のことです。賃金日額の計算式は、「退職前の6ヶ月間の給与の合計÷180」です。この時、1円未満は切り捨てとなります。この6ヶ月間の給与には、退職金やボーナスは含めません。給与明細が手元にない人は、離職票で確認することができます。賃金日額には、上限額が設定されています。特に、上限額は退職時の年齢によって異なるのもポイントです。

退職時の年齢賃金日額の上限
29歳以下13,670円
30~44歳15,190円
45~59歳16,710円
60~64歳15,950円

出典:雇用保険の基本手当日額が変更になります ~令和4 年8月 1 日から~
下限額は、年齢問わず2,657円となっています。

②基本手当日額を計算する
基本手当日額とは、支給される1日分の手当額のことです。基本手当日額の計算式は、「①賃金日額×給付率」です。基本手当日額にも上限金額が設けられています。給付率は、年齢や賃金日額で異なるのでご注意ください。

退職時の年齢が29歳以下の場合(上限額:6,835円)

①賃金日額給付率
2,657円~5,029円80%
5,030円~12,380円80%~50%
12,381円~13,670円50%

退職時の年齢が30歳~44歳の場合(上限額:7,595円)

①賃金日額給付率
2,657円~5,029円80%
5,030円~12,380円80%~50%
12,381円~15,190円50%

退職時の年齢が45歳~59歳の場合(上限額:8,355円)

①賃金日額給付率
2,657円~5,029円80%
5,030円~12,380円80%~50%
12,381円~16,710円50%

退職時の年齢が60歳~64歳の場合(上限額:7,177円)

①賃金日額給付率
2,657円~5,029円80%
5,030円~11,120円80%~50%
11,121円~15,950円45%

出典:雇用保険の基本手当日額が変更になります ~令和4 年8月 1 日から~
下限額は、年齢問わず2,125円となります。

自己退職の失業給付金はいつまでもらえる?

次の再就職先が決まるまで、頼りにしたい失業給付金。
でも、いつまでも支給されるわけではありません。自己退職の場合、失業給付金はいつまで支給してもらえるのでしょうか?支給期間は、年齢の区分はありません。雇用保険の加入期間によって、支給期間が変わってきます。支給期間が分かると、失業給付金の総支給額も分かりますね。

被保険者であった期間支給期間
1年未満なし
1年以上5年未満90日
5年以上10年未満90日
10年以上20年未満120日
20年以上150日

出典:ハローワークインターネットサービス – 基本手当の所定給付日数

失業給付金をもらっている間の過ごし方

「失業給付金を無事にもらえる!」これで一安心!と思いきや、この後もやらなくてはいけないことがあります。この条件をクリアすることで、失業給付金をきちんと支給してもらえるようになります。

失業保険の認定日は必ず行こう!

失業保険受給中には、「失業保険の認定日」というものがあります。これは、「今、失業している」ということを確認する大切な日です。この認定日にきちんと行かないと、失業給付金を支給してもらえなくなってしまいます。失業保険の認定日は、忘れずに必ず行きましょう!

就職活動をしよう!

失業保険は「働く意欲」がある人に対して支給される保険です。ですので、失業給付金を支給されているからと就職活動をしないのはNGです。失業保険の認定日には、就職活動の状況も確認します。「今、仕事を探しています」という活動をしっかりとすることも大切です。

失業給付金受給期間でも条件にってはアルバイトが可能

実は、失業給付金を支給されていてもアルバイトをすることが可能です。細かい条件などは、ハローワークで確認できます。仕事の感覚を忘れたくない場合などにも有効的ですね。アルバイトをする場合、失業保険の認定日にきちんと申告することが必要です。また、勤務時間や給与によっては「仕事」と見なされてしまう可能性があります。「仕事」と見なされた場合は、失業給付金を受け取ることができません。

まとめ

失業給付金は自分で計算することができます。自分がいくら失業給付金を受け取れるのかが分かると、退職後も安心ですね。ただ、自己退職の場合は失業給付金の支給が最低でも2ヶ月近くかかります。
このようなことも、しっかりと頭に入れて退職後の生活のシミレーションをしておくと安心ですね!

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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