高卒認定試験とは?受験資格や受験のメリットを徹底解説!20代未経験の転職ならツナグバ

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「高校に進学しなかった」「高校を中退してしまった」「不登校のため高校に通っていない」などの場合に中卒として社会人となりますが、中卒の学生は高卒の学生に比べて就職が不利になる可能性があり、その後の困難につながる可能性があります。そこでおすすめするのが高等学校卒業程度の学力があることを証明する高卒認定試験です。ここでは高卒認定試験とは何か、受験するメリット、資格の概要や勉強方法などを紹介します。

1、         高卒認定試験とは何か

 まず、高卒認定試験とは一体何なのかを見ていきましょう。高卒認定試験とは「高等学校卒業程度認定試験」の略称です。過去には大検と呼ばれていました。こちらの名前の方が馴染みがある人も多いかもしれません。 「高卒認定試験」はその名の通り、「高等学校卒業程度の学力があることを認定する」ことを目的としたテストであり国家試験でもあります。高認と大検とでは何が異なるのかですが、主な変更点は、試験科目と受験対象者に関するものです。高認取得すると、雇用だけでなくそれ以外の面でも大きなメリットが得られます。

2、 高卒認定試験の受験資格

 高校卒業試験は年2回(8月と11月)行われます。

受験資格は高校卒業程度認定試験を受験する年度の3月31日までに16歳になっている方となります。つまり、高校1年生と同年齢以上の人が対象となります。 中学校を卒業して高校に行かなかった人も、 高校中退者、未就学者、外国籍の方も受験可能です。高卒認定を取得すると、高校卒業者と同様に、大学や専門学校への進学、就職、中等教育以上の卒業資格が必要な受験が可能になります。

2、         高卒認定試験を受けるメリット

2-1高校に通わずに資格を得られる

通信制の高校で勉強すれば学校に行かなくてもいいと思っている人もいますが、厳密にはそうではありません。確かに高校は基本的に自宅学習ですが、月に数回の授業があるので、その時間に学校に行かなければなりません。この点、高卒認定試験は、高校に通っていなくても試験に合格することを条件に高卒認定を受け取ることができるというメリットがあります。全日制高校で不登校のため学校に通えない人、または高校を中退したが高等学校卒業程度の卒業資格を取得したい人が対象であり、働きながら高卒認定取得するのがおそらく最善の案と言えます。

2-2大学受験や公務員試験を受けられるなど人生の幅が広がる

高卒認定試験に合格すると、高等学校卒業程度以上の学力があると認められ、大学、短大、専門学校の入学試験を受験することが可能になります。また、公務員試験や各種国家試験の受験資格も得られるので、大学に行かずに就職したい場合でもキャリアの選択肢が大きく広がります。保育士試験や小学校教員資格認定試験などの国家試験を受けることも可能になります。さらには、地方自治体や企業が高卒認定試験の合格者を高卒者と同等に扱うことが多くなっています。

2-3就職活動において活用できる

高校を中退した経験から、どのようにして立ち上がるために努力したのか、どのようにして高卒認定試験に合格したのか、そしてこの経験を将来の仕事にどのように活かしていくのかについて話すことができます。自分の経験の特徴を整理して伝えることで、あなただけのアピールが可能になります。このような内容は他人と重ならないため、面接官の印象に残りやすいです。また、これまでの経歴や苦労を乗り越えた経験があると説得力が増すので、就職活動に活かすことができます。

2-4合格基準が引くため容易に合格を目指すことができる

実際のところ高卒認定試験の平均合格率は30~40%です。数字だけ見ると低いように思えますが、不合格者は仕事をしながら受験する人もおり、勉強時間があまり取れずに試験に落ちてしまう人が大半です。一方で、空き時間に勉強する人は成功する可能性が高くなります。また、高卒認定試験は8~10科目ありますが、各科目を個別に受験することも可能であり、合格した科目については翌年も継続されるため不合格であった科目のみを受験すればいいというのが最大の特徴です。ちなみに合格点は40/100であり、各科目の合格率は60~70%以上と比較的高い傾向にあります。範囲が広いので広く浅く勉強する必要がありますが、実際には基準が低いので合格しやすいと言えるでしょう。

2-5内容は中学校の範囲

誰しもに苦手な科目があるので、「他の7科目は受かっても、この科目だけは不合格のままだ」ということもあるかもしれません。この場合どうすればいいでしょうか?高卒認定試験は、大学入学試験と異なり、中学校は卒業しているが高校を卒業していないことを前提に問題が作られています。問題自体は中学・高校1年生レベルなので、高校の教科書を最後までしっかり勉強する必要は全くありません。さらに徹底的に身につけなければならないのは中学校での勉強です。中学校では基礎を教えているので、基礎が理解できていないと高校の問題は解けませんので、まずは中学校の教科書を読み込んで基礎を完璧にすることが大切です。たとえば、数学で「二次関数がわからない」と言った場合、それはおそらく関数自体を理解していない可能性があります。中学校で勉強した一次関数まで戻り、「関数とは何か」という基礎から勉強を始めましょう。

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高卒認定試験の科目と受験要件について

3、         高卒認定試験の受験科目

 高卒認定試験に必要な科目は8科目以上であり、選択科目と必修科目があります。選択科目次第では10科目受験することにもなります。全問マークシート形式です。

3-1必修科目

 必修科目は国語、数学、地理、歴史、英語、公民の6科目になります。

傾向と対策をしっかり練って十分に勉強しましょう。

3-2選択科目

 ・日本史と地理から1科目

・現代社会の1科目か政治経済・倫理の2科目 

・科学と人間生活を選択した場合、物理・化学・生物・地学の4つの中から1科目

・科学と人間生活を選択しなかった場合、物理・化学・生物・地学の4つの中から3科目

 選択科目は少し複雑ですが、選択した科目によって受験する試験の数が異なることに注意してください。


4、         まとめ

高卒認定試験に合格しても、「本当に高卒として認められるのか」「恥ずかしくて周りの人に言えない」「高校を卒業しておらず、高卒認定試験を受けた」ということを心配し落ち込み、引け目を感じる人もいます。これは高校や高校を卒業した人には直面しない問題です。しかし、高卒認定についてあまり自意識過剰になる必要はありません。高卒認定を取得した後、大学での勉強を続ける場合、最終学歴は大学卒業となります。したがって、高卒か高認かはさほど関係ありません。就職の際、履歴書に「高卒認定取得」と記入すれば高校卒業資格の条件を満たします。実際、近年では高卒者と平等に扱う企業が増えています。したがって、高認であることを就職において不利と捉えるのではなく、面接におけるアピールポイントとして捉える方が良いでしょう。全日制の高校では、学校が生徒の卒業を目指しているので、特別な事情がない限り卒業できないということは考えられません。しかし、高卒認定の場合は、頑張らないと誰も声をかけてくれず、挫折してしまう人も多いです。大学や専門学校への進学を目指して高卒認定試験を受けても、合格しなければ意味がありません。ですが、合格することで自分の人生がより豊かになり選択肢を増やすこともできるので受験を考えてみたらどうでしょうか。

 

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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