中卒でも自衛隊に入れる?出世の道は?|20代未経験の転職ならツナグバ

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中卒でも自衛隊に入隊できる?

就職先として自衛隊を考えた場合、中卒でも入隊できるのか?結論から言うと、中卒でも自衛隊に入隊することは可能です。自衛隊になるには学歴は関係ない一方、試験に合格する必要があるので、ある程度の学力を身につけておく必要はあります。

中卒者が自衛隊に入隊した場合、一定の教育や訓練を受けたのち、さまざまな職種で勤務することになります。自衛隊は陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の3つの部隊からなり、それぞれ異なる任務を担当しています。中卒者でも以下のような職種での勤務が考えられます。

①一般幹部補佐員

一般幹部補佐員は、幹部や上級者の指示に基づいて、部隊の運営や管理業務を行います。任官試験を受け、合格すれば採用されることができます。

②隊員

隊員は基本的な訓練を受け、部隊の運用や任務に従事します。陸上自衛隊では、歩兵、戦車兵、通信兵など、さまざまな分野での勤務があります。

③整備員

航空自衛隊では、航空機の整備や保守を行う整備員として勤務することができます。航空機のメンテナンスや修理作業に従事します。

④艦艇乗組員

海上自衛隊では、艦艇の乗組員として勤務することができます。艦艇の操縦や船内業務、警備などを担当します。

⑤一般事務職員

自衛隊では、事務職員としての勤務もあります。文書作成や情報管理、庶務などの業務を担当します。

⑥医療・看護職員

自衛隊病院や診療所での医師や看護師としての勤務もあります。医療兵や看護婦などがこれに該当します。

⑦教育・訓練員

自衛隊では、新隊員の教育や訓練を担当する教育・訓練員としての勤務もあります。

これらの職種以外にも、情報通信、情報処理、調達、経理、広報などさまざまな職種があります。入隊後は、個々の能力や適性に応じて適切な職種に配属されることになります。また、自衛隊では階級制度があり、経験や能力に応じて昇進していくことも可能です。自衛隊の勤務は、専門的な知識や技能が必要な職種も多く、社会で活躍するためのスキルを身につけることができます。

中卒でも自衛隊に入隊することは可能ですが、一般企業に就職するのと同じようにメリットとデメリットがあります。ここからは中卒で自衛隊に入隊するメリットとデメリットについて解説していきます。

中卒で自衛隊に入隊するメリット

自衛隊では入隊後に専門的な軍事訓練や技能習得が行われます。中卒者でも基本的な訓練を受け、任務を遂行するための技能を身につけることができます。また、さまざまな任務や訓練に参加することができます。これにより、リーダーシップやチームワーク、危機管理など、社会で求められるさまざまな能力を身につけることができます。

自衛隊は安定した雇用を提供しており、給与や福利厚生が整っています。家族手当や住居手当などの福利厚生も充実しており、安心して働くことができます。昇給や昇進に伴い、給与が増えることがあります。また、現場での特別手当や勤務手当などの手当が支給される場合もあります。

自衛隊では陸海空の各部隊でさまざまな任務に従事することができます。また、災害派遣や国際平和協力活動など、社会貢献につながる活動に参加することができ、やりがいを感じることができます。

これらのメリットを活かして、中卒であっても自衛隊で充実したキャリアを築くことができます。自衛隊での経験は、将来の社会人生活やキャリア形成にも役立つことがあります。

中卒で自衛隊に入隊するデメリット

中卒で入隊した場合、学歴が低いため、将来の社会復帰や民間企業での就職に制約が生じる可能性があります。一般企業では学歴を重視する傾向があり、中卒者よりも高卒以上の学歴を持つ者を優先する場合があります。自衛隊でも昇進や出世には学歴が関係してきます。通常、学歴が高いほど昇進の機会が増える傾向があります。中卒で入隊した場合、将来的に出世するためには他の要素での競争が激しくなる可能性があります。一部の専門的な職種や特殊部隊への配属には、高度な学識や技能が求められる場合があります。中卒で入隊した場合、これらの職種への配属が制限される可能性があります。

自衛隊は非常に厳しい訓練や勤務環境があります。特に訓練期間中や災害派遣などの任務では、過酷な状況下での勤務や長時間の労働が求められることがあります。勤務地や任務によっては、家族と離れ離れになることがあります。特に海外派遣や長期の訓練期間など、家族との時間が限られる場合があります。

これらのデメリットを考慮した上で、自衛隊への入隊を検討することが重要です。

中卒でも自衛隊で出世できる?

中卒で自衛隊に入隊した場合、出世や昇進には通常、経験や能力、教育・訓練の修了などが関係してきます。自衛隊では階級制度があり、階級に応じて給与や責任が異なります。中卒者でも昇進し、出世することは可能ですが、通常は以下のようなステップがあります。

①基礎的な訓練と勤務経験

入隊後は基礎的な軍事訓練を受け、部隊での勤務経験を積みます。この段階では階級は一般的に低く、昇進の機会は限られています。

②専門的な訓練と技能の習得

部隊での勤務経験を積んだ後、専門的な訓練や技能の習得を行います。例えば、特殊部隊や技術系の部隊に所属し、特定の分野での専門知識や技能を身につけます。

③教育・訓練の修了と昇進試験

一定期間勤務した後、昇進試験を受ける機会が与えられます。昇進試験は階級ごとに異なる要件がありますが、通常は専門知識や技能、指導能力などが評価されます。合格すれば昇進し、階級が上がります。

④昇進と出世

昇進することによって階級が上がるとともに給与が増える一方で責任も増します。また、上級の階級に昇進すると、指揮官や管理職など、より高度な職務を担当することが期待されます。

自衛隊では、経験や能力、指導力などが重視され、階級や役職が決定されます。中卒であっても、熱意や努力を持って任務に取り組み、経験を積んでいけば、昇進や出世の機会は得られるでしょう。

まとめ

自衛隊は国家機関であり、安定した雇用を提供します。長期的なキャリアプランを立てる上で安心感があります。給与や手当だけでなく、住居手当や家族手当、社会保険、厚生年金など、充実した福利厚生制度が整っています。入隊後に専門的な訓練や技能の習得が行われるため、軍事技術やリーダーシップなどのスキルを身につけることができるほか、部隊ごとに異なる任務や訓練に参加することで、幅広い経験を積むことができます。また、自衛隊の任務は国家の安全保障や防衛に関わるものであり、国や地域社会に貢献する意義を感じることができます。

一方で、自衛隊は訓練や任務の遂行に伴い過酷な勤務環境に置かれることがあります。長時間の勤務や厳しい訓練が求められることもあり、身体的にも精神的にも負担が大きいものがあります。体力や精神力が求められることに加え、戦闘や災害派遣などの任務にはリスクが伴います。遠隔地への転勤や長期の訓練、派遣任務などにより、家族との時間が限られる場合があります。また、自衛隊を退職した場合、自衛隊での勤務経験が一般企業での就職に有利でない場合があります。専門的なスキルや経験が他の業種での職務に直接転換できないからです。

このように自衛隊での就職を検討する際には、メリットとデメリットをしっかり考慮したうえで、自分の目標や価値観に合った選択をすることが重要です。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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