

「何をしたいのか、まったく分からなかったんです。前も後ろも真っ暗で、誰に相談していいかも分からなくて。」
日本体育大学で柔道整復師の道を志してきた池田喜一さん(東京都出身)は、大学4年の8月、就職活動の軸が見えず、大きな不安を抱えていました。
そんな中で出会ったのが、20代に寄り添うキャリア支援を行うツナグバのキャリアアドバイザー。他のサービスでは見えなかった「本当に自分がやりたいこと」が、ここで初めて明確になっていきます。
柔道整復師という専門職から一歩踏み出し、「人を支える仕事」という新たな軸で施工管理職の内定を獲得するまでの約2か月半。そのプロセスを、池田さんの言葉とともに振り返ります。
1. 就活スタートは大学4年の8月。「前も後ろも真っ暗だった」

池田さんは、日本体育大学 保健医療学部で柔道整復師を目指して勉強してきました。高校まではラグビーに打ち込み、自身のケガをきっかけに、接骨院で「支える側」になりたいと考えたのがきっかけです。
しかし、就職活動は国家試験の勉強を優先していたこともあり、本格的に動き始めたのは大学4年の8月ごろ。この時点で、軸は何も定まっていませんでした。
「本当に、自分が何をしたいかが分からなくて。面接で“やりたいこと”を聞かれると頭が真っ白になってしまう。どう動けばいいのかも分からず、誰にも相談できない、そんな状態でした。」
学校のキャリアセンターにも相談しきれず、友人の紹介でいくつかの就職支援サービスを利用するも、「2〜3社回っても、何も見えないまま」。漠然とした焦りだけが募っていきました。
2. 柔道整復師の現場のリアルと、「支えたい仕事」という本音
柔道整復師を目指してきた池田さんが、なぜその道を「違うかもしれない」と感じるようになったのでしょうか。きっかけは、実習やアルバイトを通して見えた「現場のリアル」でした。
接骨院では、患者が痛みが軽くなると一度通院をやめ、しばらくして再発して戻ってくるというサイクルを何度も目にしました。
「生活習慣のアドバイスはできますが、“80%で一度終わってしまう感じ”があったんです。また痛くなって一からやり直し、という流れを繰り返すのが、もったいないと感じていました。」
さらに、ご両親が還暦を迎え、おじいさまが倒れた経験から、「いざというときに、すぐ動ける自分でいたい」という思いが強くなります。それが、「現場に立ち続ける」柔道整復師の働き方とのズレを生んでいきました。
「接骨院の仕事自体はやりがいがあると思います。でも、家族を支えることを考えると、すぐ動ける環境かどうかが、自分の中で引っかかっていました。」
そこで池田さんの中に残ったのは、「人を支える仕事がしたい」という強い気持ちだけ。しかし、その抽象的な想いを、具体的な職種に結びつけられず、就活は迷走を続けます。
3. 「家族や友人みたいに話を聞いてくれた」ツナグバとの出会い
迷走する中で池田さんが出会ったのが、ツナグバのキャリアアドバイザー・村岡さんでした。他のキャリアサポート会社からの紹介がきっかけで、「もしあの電話に出ていなければ、ツナグバにはたどり着いていなかった」と話します。
「他のエージェントの方とも話しましたが、ここまで本音を出せたのはツナグバさんだけでした。最初は会社の方というイメージでしたが、話していくうちに、家族や友人のように親身に向き合ってくれて。」
就活がうまくいかず、「自分に価値があるのか」とまで落ち込んだ時期、村岡さんからかけられたのは、「大丈夫ですよ」「一緒に考えていきましょう」というまっすぐな言葉でした。
「どん底まで落ちたときも、“それでも大丈夫ですよ”って真正面から言ってくれたのが、本当に救いでした。自分のダメなところも含めて受け止めてくれて、そこから“じゃあどうするか”って一緒に考えてくれたんです。」
複数回の面談を通して、池田さんは「自分がどんな性格か」「何に喜びを感じるのか」を言葉にしていきます。その結果見えてきたのが、「人の暮らしや人生の“土台”を支えることに喜びを感じる自分」でした。
村岡さんの父親が施工管理のような「人が暮らす場所をつくる仕事」に携わっている話を聞くうちに、「自分の“支えたい気持ち”と近いかもしれない」と感じるようになっていきます。
4. 施工管理との出会いと、2か月半でつかんだ納得の内定
8月に就活を始め、ツナグバに出会ったのが9月中旬。面談を重ねて企業を受け、10月後半には施工管理職を募集する企業から内定を得ました。活動期間は約2か月半です。
受けた企業は20〜30社に及び、内定は今回の1社のみでしたが、池田さんは「満足度100%」だと笑います。
「今までの面接は、自分の気持ちをうまく言葉にできず、モヤモヤが残っていました。でも今回の選考では、ツナグバさんとの面談で明確になった“支えたい気持ち”を、自分の言葉でしっかりと話せた実感があって。だから内定をいただけたときは、本当にうれしくて、泣きそうでした。」
施工管理の仕事については、現場の安全管理や職人とのコミュニケーション、工事の進行管理など、「現地で動き、チームを支える役割」だと理解しています。
「安全面の管理だけでなく、心理的なコミュニケーションも重要だと思っています。積極的に声をかけ、“打ち明けてもらえる先輩”になりたい。先輩にも後輩にも信頼される人材が目標です。」
最後に、これから就職活動を迎える後輩たちへのメッセージを伺いました。
「私も4年の8月スタートだったので、“もう遅いんじゃないか”と下を向いてしまう気持ちは痛いほど分かります。でも、上を見れば、助けてくれる人は必ずいます。ツナグバさんも、キャリアセンターの方もそうかもしれない。“自分なんて…”と思い込まずに、ぜひ頼ってほしいです。」
5. おわりに
柔道整復師という専門職の道から離れる決断は、池田さんにとって簡単なものではなかったでしょう。それでも、家族を想う気持ち、そして自分の価値観と向き合いながら、「人を支える仕事」という明確な軸を見つけ、施工管理という新しいフィールドに踏み出しました。
その途中で、何度も迷い、落ち込んだ池田さんに、「大丈夫ですよ」と寄り添い続けたのがツナグバのキャリアアドバイザーでした。
「あなたは、ちゃんと誰かを支えられる人だよ」と伝え続けること。
池田さんのストーリーは、ツナグバが新卒の方に対し、徹底的に寄り添いながら伴走していく姿勢を象徴しています。



