

「正直、自分だけで就活を全部やるのは無理だと思っていました。」
都内の大学で経営学を学ぶ小林さん(仮名・4年生)は、周囲が動き出す中、就職活動を本格的に始めたのは4年生になる前の12月。部活での指導経験や長年のアルバイト経験はあったものの、どんな仕事を選べばいいか、一人では決められずにいました。
そんな小林さんが、キャリア支援サービス「ツナグバ」に出会い、「自分の軸」を言語化。着実に就活を進め、あるIT企業の内定を獲得するまでのストーリーをたどります。
1. 部活とアルバイトで培った「人に向き合う力」

小林さんの学生時代は、バドミントン部の外部指導員としての活動と、約5年間続けた焼肉店でのアルバイトが中心です。この2つの経験が、就活で語る「人の成長や組織を支える力」の土台となりました。
焼肉店のアルバイトでは、常に全体を見て優先順位を判断し、スタッフへの指示出しも担当。誰にどの仕事を振るか、テキパキと判断する力が身につきました。
一方、バドミントンの指導で重視したのは「信頼関係の構築」です。
「まずは部活の時間で生徒と真剣に向き合い、その後に雑談や相談に乗る。そうすることで、初めて私の言葉を素直に受け取ってくれるようになるんです。」
相手の苦手な点を見極め、わかりやすく伝え、成長を見届けることに大きなやりがいを感じていた小林さん。この「人の成長に関わること」と「信頼してもらえること」が、後の就活の軸につながっていきます。
2. 周囲の焦りの中でスタート。伴走者としてのエージェント
周囲の友人がインターンや説明会に参加し始めた大学3年の夏、「そろそろ動かなければ」という焦りは募りました。しかし、自分一人で企業研究やエントリーを進めるのは難しく、本格始動は4年生になる手前の12月ごろになりました。
Instagramで見つけた就活イベントの紹介から、オンラインで相談できるエージェントサービスを利用することに。最初は4社ほど登録しましたが、次のような理由からすべてが小林さんに合うわけではありませんでした。
- 次の面談まで時間が空きすぎる
- 問い合わせへのレスポンスが遅い
最終的に、ツナグバともう一社に絞り、本格化する2〜3月は2社のサポートを受けながら活動しました。
「自分だけだと行動が止まってしまうタイプなので、『やることを一緒に決めて伴走してくれる存在』がいたのは本当に大きかったです。履歴書や志望動機も、一緒に考えてもらえて心強かったですね。」
3. 「人のためになる仕事」と、IT企業への内定
当初は事務、金融、ITなど、特定の業界に絞らず幅広く企業を見ていた小林さん。説明会や面接を重ねるなかで、徐々に就活の軸が明確になってきました。
その軸とは、「人のためになる仕事に就くこと」です。
バドミントン指導やアルバイトの原体験をキャリアアドバイザーとの面談で言語化していくうちに、「誰かの役に立っている実感が持てる仕事」を大事にしたいという想いが、ブレない軸として定まりました。
最終的に内定を得たのは、ITエンジニアやコンサルティング事業を展開するあるIT企業です。決め手となった理由は3つありました。
- ポイント1 メンターとなる社員の人柄: 本社を訪問した際に対応してくれた先輩社員の雰囲気が良く、「安心して働けそう」と感じました。
- ポイント2 会社の安定性と雰囲気: 20年以上事業を継続し、社員規模も比較的大きいことなどから、「長く働いている人が多い安定した会社」という印象を持ちました。
- ポイント3 条件と働き方のバランス: 他に提示された高額な給与の企業もありましたが、「給与が高い分、働き方がかなりハードそう」と感じる会社が多かったため、条件面だけでなく、長く続けられる働きやすさを重視しました。
就活全体の満足度を尋ねると、「100%と言いたいくらい満足しています」と笑顔を見せました。
4. 「就活が嫌にならず、むしろ楽しくなった」ツナグバの伴走
小林さんの就活を成功に導いた要因の一つが、「エージェントのサポートを受けることで、自信がついた」という実感です。小林さんは後輩へ向けて、特に次の3点を強調しました。
- 就職の軸を持つこと: 軸は1つか2つに絞り、「人のためになる仕事」といった具体的な目標にブレさせないことが大切。
- 面接は暗記しないこと: 伝えたいポイントだけを箇条書きで整理し、あとは自分の言葉で話す方が、相手にも伝わりやすい。
- 早く動き、エージェントを使うこと: 一人で難しい人こそ、企業情報や選考傾向を教えてくれるエージェントに頼るべき。
中でも印象的だったのは、「就活そのものが嫌にならず、むしろ楽しくなった」という言葉です。
「エージェントさんは、改善点をフィードバックしてくれるだけでなく、それ以上に『ここはすごく良いですね』と肯定してくれるんです。そうやって伴走してもらえるから、途中で嫌にならず、少しずつ自信もつきました。」
ツナグバは、小林さんの「行動のきっかけ」と「伴走役」の一つとなりました。親身な対話を通じて就活のステップを整理し、「自分でも就活を進めていけるかもしれない」という確かな自信へとつなげていったのです。
5. おわりに――「自分で全部やらなくていい」
小林さんは、将来の夢について「まだ明確には見つかっていない」と話します。しかし、「人のためになる仕事」「信頼されて何かを成し遂げる仕事」にやりがいを感じること、そしてプライベートも充実させた「安定した生活」を大切にしたいという価値観は明確です。
「就活は、自分一人で完璧にやり切らなければいけないものではない。」
小林さんのストーリーは、そんなメッセージを私たちに伝えてくれます。
ツナグバは、「自分で動き出すのがこわい」「何から始めればいいか分からない」という方に寄り添い、一緒に軸を見つけ、行動へとつなげていく伴走者でありたいと考えています。
この記事が、これから就職活動を迎える誰かにとって、「まずは誰かに相談してみようかな」と一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。



