

就職活動をしていると、内定をもらえた安心感の一方で、心のどこかに違和感が残っていませんか?
「本当にこの仕事でいいのかな」
「周りはもう決まっているのに、自分だけ遅れていて大丈夫かな」
「やりたいことがないまま、就職先を決めてもいいのかな」
そんな不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
新卒者Aさんも、一度は内定を承諾しました。けれど、自分の中に残った違和感を見ないふりすることができず、もう一度就職活動をやり直すことを選びます。
10社以上の就活エージェントを利用し、時には強引な提案や連絡が返ってこない経験もしながら、最後に見つけたのは「ここで頑張りたい」と思える場所でした。
留学の挫折から始まった就職活動。迷いながらも自分の気持ちに向き合い続けたAさんの歩みには、今まさに就活で悩んでいる人に届くヒントがあります。
留学をやめて、予定になかった就職活動が始まった

Aは、愛知県出身の22歳。大学では人間の体や心理、社会福祉などを学びながら、トレーナー分野を専攻していました。
中学ではバレーボール、高校ではハンマー投げ、大学ではアルティメットに取り組むなど、スポーツはずっと身近な存在でした。
もともと卒業後に考えていたのは、就職ではなく留学でした。
「元々、英語がずっと好きだったんです。洋楽を聴くのがすごく好きで、そこから英語が好きになって。もっと勉強したいなって思うようになりました」
海外への興味から、フィリピンへの留学を決めたAさん。その後はワーキングホリデーで、さらに海外に滞在することも考えていました。
けれど、実際の留学生活は思っていたものとは違いました。
言葉の壁、食文化の違い、慣れない環境。そして、ひとりで飛び込んだからこそ感じる孤独。
「1人で乗り込んじゃったんですよね。言葉の壁もあるし、食文化も合わないし、人との距離感も難しくて。1日の楽しみが本当にゼロだったんです」
食事が楽しみなら、もう少し頑張れたかもしれない。友達がいれば、踏ん張れたかもしれない。けれど、そのどちらも見つけられなかったAさんは、4ヶ月を待たずに帰国することを選びました。
そこから始まったのが、予定にはなかった就職活動です。
時期は大学4年生の8月頃。周りが少しずつ進路を決めていく中で、Aさんはスマートフォンで「就活エージェント」と検索したり、Instagramの広告を見たりしながら、キャリア支援サービスに登録しました。
最初から、はっきりとした仕事の軸があったわけではありません。
「営業職だったら何でもいいかなと思っていました。総務とか事務でもいいかなって。いろいろ見ながら、自分に合うところを探していた感じです」
就活を始めたばかりの頃は、自分に何が向いているのかわからなくても当たり前です。むしろ、迷いながら探していく人の方が多いのかもしれません。
Aさんも、自分に合う仕事を探しながら、少しずつ就職活動を進めていきました。
一度は内定を承諾。それでも違和感は消えなかった
Aさんは12月に、施工管理職の企業から内定をもらい、一度は承諾しました。
企業の人柄はとても良く、「この人たちとなら働けるかもしれない」と感じたそうです。
就活中に内定をもらえると、安心します。特に周りがどんどん進路を決めていく時期であれば、「これで自分も就活を終えられる」と思うのは自然なことです。
でも、Aさんの中には、小さな違和感が残っていました。
「本当にやりたい仕事なのかなって、自分で考えてしまって。建築業界っていうところに、どこか違和感がありました」
内定をもらえたことは嬉しい。企業の人もいい。けれど、自分がそこで働き続ける姿を想像したとき、心から前向きになれない。
就活中、そんな気持ちになることは珍しくありません。
「せっかく内定をもらったんだから」
「今さらやり直すのは遅いかもしれない」
「周りはもう決まっているし」
そう思うほど、自分の違和感をなかったことにしたくなります。
でもAさんは、そこで立ち止まりました。
「納得いく就活がしたいですって話しました。同い年の子と一緒にスタートが切れなくなるけど、それでももう一回やらせてくださいってお願いしました」
一度決めたことを見直すのは、勇気がいります。
周りと比べて遅れてしまうかもしれない。せっかくもらった内定を手放していいのか不安になる。もう一度就活をする気力が残っていない人もいるでしょう。
それでもAさんにとって大切だったのは、早く終わらせることではありませんでした。
自分が納得して働き始められるかどうか。
その気持ちを、最後まで大事にしたかったのです。
10社以上使ったからこそ、信頼できる人の大切さがわかった
Aさんは、就職活動の中で10社以上のエージェントを利用しました。
その経験から感じたのは、エージェントによって向き合い方が大きく違うということです。
中には、強引に求人を勧めてくる担当者もいました。
「ここ受けてみませんか、もう受けてから考えましょう、みたいな方がすごく多かったです。紹介されたところを全部受けさせられるような感じもありました」
就活中は、相手の方が詳しく見えるものです。だからこそ、強く言われると断りづらい。自分の気持ちよりも、「受けた方がいいのかな」と流されそうになることもあります。
さらに、日程確認をお願いしたのに、連絡が返ってこなくなったこともありました。
「この企業さんを受けたいです、日程があれば教えてくださいって送ったら、レスポンスが一生返ってこなくて。今も返ってきていないです」
就活中の不安な時期に連絡が途絶えると、どう動けばいいのかわからなくなります。自分が置いていかれたように感じることもあるかもしれません。
だからこそAさんは、「エージェント選びは本当に大事」と話します。
「一旦何社でもいいから、最初の面談で話してみることは大事だと思います。その上で、自分とフィーリングが合う人だけを残していく。合う人を選んでいくことはやった方がいいと思います」
そんな中で心強かったのが、ツナグバの担当者でした。
最初に担当していた竹本さん、そしてフォローアップで関わった村岡さん。Aさんは2人のことを「ゴールデンコンビ」と話します。
一度は内定を承諾したあとに、「やっぱり納得できていない」と相談したときも、見捨てずに向き合ってくれました。
「竹本さんとか村岡さんは、最後の最後まで『納得いく就活をしてほしいから』って見捨てずにやってくれました。別のエージェント経由で受けた会社が良ければ、そっちでもいいですって言ってくれるんです」
就活は、ひとりで頑張らなければいけないと思い込まなくて大丈夫です。
誰かに話してみることで、自分の本音が見えてくることがあります。違和感を言葉にすることで、次に進む道が見えてくることもあります。
Aさんにとって、ツナグバの担当者は、ただ求人を紹介してくれる人ではありませんでした。
迷ったときに一緒に考えてくれる人。
泣きながら相談しても、受け止めてくれる人。
そして何より、本人が納得することを最後まで大事にしてくれる人でした。
だからこそAさんは、もう一度、自分の気持ちを信じて動き出すことができたのです。
「ここで頑張りたい」と思えた場所に出会えた
もう一度就職活動を始めたAさんは、スポーツ関係の求人にも興味を持ちました。
大学で学んできたことにも近く、「ここを受けてみたい」と思える会社でした。
ただ、選考を進める中で、希望していた働き方とは違うことがわかります。Aさんが希望していたのは総務職でしたが、提示された内定は全国営業職でした。
「全国営業は、竹本さんの段階からずっと断っていたんです。総務で応募していて、営業はやりたくないですって面接でも伝えていたので、営業での内定だった時は、さすがにお断りしました」
自分が納得できるかどうか。
その軸を曖昧にしなかったからこそ、Aさんは次の選択へ進むことができました。
最終的に出会ったのは、看護や介護職の転職支援を行う人材系のベンチャー企業です。
もともと人材業界に興味があり、若手のうちから裁量を持って働ける環境にも魅力を感じました。
「若手から裁量を持ってやれるし、やればやるだけ成果を上げて稼げる。そういうベンチャーの良さを感じました。面接を受ける前から、ここに受かったらここにしますって村岡さんに言っていました」
最終面接の日、その場で内定をもらい、その場で承諾。
迷いながら進んできた就職活動が、ようやく「ここで頑張りたい」と思える形で終わりました。
周りよりスタートが遅れる不安もあったはずです。それでもAさんは、前を向いていました。
「私、仕事が大好きなタイプで、アルバイトが生きがいだったんです。だから、ダッシュが遅れたとしても、売上で勝てばいいんでしょ、年収で勝てればいいよぐらいのテンションでした」
新しい会社での目標は、売上1位になること。将来的には、年収1000万円以上も目指したいと話します。
その理由のひとつに、母親への思いがあります。
「母が海外旅行がすごく好きなんです。だから、学費を返して、そのお金で海外に行ってほしいんですよ。できれば一緒に海外旅行にも行けたらいいなって思っています」
稼ぎたい。結果を出したい。
その言葉の奥には、自分を育ててくれた家族への感謝がありました。
だからこそ、Aさんの目標には、強さだけではなく温かさも感じられます。
まとめ
Aさんの就職活動は、決してまっすぐな道のりではありませんでした。
留学から帰国し、就活を始め、一度は内定を承諾。それでも心に残った「本当にこの仕事でいいのかな」という違和感を無視せず、もう一度自分の気持ちと向き合いました。
就活は、早く終わらせることだけが正解ではありません。大切なのは、自分が納得して前に進めるかどうかです。
もし今、内定をもらっても不安が残っているなら。
やりたいことがわからず、何から始めればいいか迷っているなら。
ひとりで抱え込まなくても大丈夫です。
ツナグバでは、あなたの不安や迷いを一緒に整理しながら、「ここで頑張りたい」と思える仕事探しをサポートしています。まずは、自分の気持ちを話すところから始めてみませんか。
就職活動をしていると、同級生など周りの動きが気になりませんか?
友人が面接に進んでいたり、早い人が内定をもらっていたりすると、「自分も早く決めないと」と焦ってしまうこともあるはずです。
今回お話をお聞かせいただいたのは、人間社会系の学部に通う大学4年生の学生です。就活では「人の役に立つ仕事がしたい」という思いを軸に、インフラや物流業界を中心に見ていました。10社以上の面接を受け、一度は施工管理の仕事で内定を得ます。
けれど、内定後に仕事内容を見つめ直したとき、「本当に自分に合っているのだろうか」という違和感が残りました。彼はその違和感を無視せず、もう一度自分の就活と向き合います。
最終的に選んだのは、非常用電源の保守・メンテナンスに関わる仕事でした。早く内定を取ることだけが正解ではない。大切なのは、自分が納得して前に進めるかどうかです。
「人の役に立つ仕事がしたい」から始まった就活
大学では、経済や簿記など幅広い分野を学んできました。専門がはっきりひとつに決まっているというよりも、社会について広く学ぶ学部だったため、就職活動を始めた時点で「絶対にこの職種に就きたい」と明確に決まっていたわけではありませんでした。
それでも、ひとつだけ大切にしていた思いがありました。それが、「人の役に立つ仕事がしたい」ということです。
その思いから、最初はインフラ業界や物流業界など、人々の生活を支える仕事を中心に見ていきました。目立つ仕事ではなくても、社会の中で必要とされる役割を担いたい。そんな感覚が、仕事選びの軸になっていました。
就活エージェントを利用する中で、多く紹介されたのが施工管理の仕事でした。建設現場を支え、人々の暮らしに関わる仕事という意味では、「人の役に立ちたい」という思いとも重なる部分があります。だからこそ、最初は前向きに選考を受けていました。
そして、内定も得ました。
就活において、内定は大きな安心材料です。「これで就活を終えられるかもしれない」と思える瞬間でもあります。けれど、彼はそこで立ち止まりました。
施工管理の仕事について調べ、実際に働く自分を想像してみる。現場を動かすために多くの人と関わり、職人さんたちをまとめながら調整していく。その仕事内容を具体的に考えていくうちに、少しずつ「自分には合っていないかもしれない」という思いが出てきたのです。
内定をもらったからといって、その違和感が消えるわけではありませんでした。
内定をもらってから、もう一度考えた
就職活動では、内定をもらうことがゴールのように感じられることがあります。もちろん、内定を得ることは大きな前進です。ただ、本当に大切なのは、その会社で働く自分を想像できるかどうかです。
彼は、内定をもらってから改めて考えました。自分はどんな会社で働きたいのか。どんな仕事なら続けていけそうなのか。何を大切にして、仕事を選びたいのか。
選考中は、どうしても「受かること」に意識が向きます。面接でどう答えるか、どうすれば評価されるか、どうすれば内定につながるか。けれど、就職先を決める段階では、それだけでは足りません。
「その仕事は、自分に合っているのか」
「自分が大切にしたいことと重なっているのか」
「入社後の自分を前向きに想像できるのか」
そうした問いに向き合うことが必要になります。
もし、早く就活を終わらせたい気持ちだけで決めていたら、施工管理の道に進んでいたかもしれません。でも、そこで一度立ち止まったからこそ、自分にとって本当に大切なものが見えてきました。
それは、「人の役に立つ」という軸は変えずに、自分に合う形で働くことでした。
選んだのは、インフラを守る仕事
最終的に彼が選んだのは、非常用電源の保守・メンテナンスに関わる仕事でした。
非常用電源とは、災害や停電などで通常の電気が使えなくなったときに、人々の生活を支えるための設備です。普段はあまり意識されることがないかもしれませんが、いざという時に電気が使えるかどうかは、人の暮らしや安心に大きく関わります。
彼はそこに、自分が大切にしていた「人の役に立つ」という思いを見つけました。
目立つ仕事ではないかもしれない。けれど、誰かの安心を支えている。困ったときに必要とされる仕事である。その役割に、やりがいを感じたといいます。
仕事内容としては、非常用電源がきちんと作動するかを点検したり、機械を使って状態を確認したりする業務が中心です。日々の点検が、いざという時の安心につながる。そう考えたとき、この仕事なら自分の軸と重なると感じられたのだと思います。
最初に内定をもらった施工管理とは違う道です。けれど、「人の役に立つ仕事がしたい」という思いは変わっていません。むしろ、就活の途中で立ち止まったからこそ、自分に合う形でその思いを叶えられる仕事に出会えたのです。
これからの目標は、現場で頼られる人材になること。まずは基礎をしっかり学び、少しずつステップアップしていきたいと話してくれました。
大きな夢を無理に語るのではなく、目の前の仕事を一つひとつ覚えていく。その言葉には、背伸びしすぎない誠実さがありました。
自分のペースを尊重してくれたサポート
就職活動では、3〜4社ほどのエージェントを利用していました。学校のキャリア支援も使いましたが、より早く、効率的に進められると感じ、エージェントを中心に活動していたそうです。
複数のサービスを使ったからこそ、違いも見えてきました。途中で連絡が途絶えてしまったエージェントもあれば、紹介される求人が自分の希望と少しずれていると感じることもありました。
一方で、ツナグバの担当者は、こまめに連絡をくれたといいます。話しやすく、自分の就活の軸も丁寧に聞いてくれた。そのうえで、軸に合った会社を紹介してくれたことが、他のエージェントとは違っていたそうです。
就活を進める中では、少し休みたい時期もありました。そんな時も、無理に急かされることはありませんでした。本人のペースを尊重しながら、必要なタイミングで支えてくれた。その安心感が、彼にとって大きかったのだと思います。
就活エージェントと聞くと、「早く内定を取らせようとしているのではないか」「自分の希望より、紹介しやすい会社をすすめられるのではないか」と不安に感じる人もいるかもしれません。
でも、彼はツナグバについて、そういう印象がなかったと話してくれました。内定を急かすのではなく、本人が納得して進めるように寄り添ってくれる。その関わり方が、最終的に自分に合う仕事を選ぶ支えになりました。
早く始めるのは、早く終わらせるためだけじゃない
後輩に伝えたいことを聞くと、彼は「早く始めるに越したことはない」と話してくれました。
ただし、それは「早く内定を取るべき」という意味ではありません。早く始めれば、途中で違うと感じたときに方向修正ができます。
最初にいいと思った仕事が、調べてみたら自分に合わないかもしれない。内定をもらったけれど、まだ納得しきれないかもしれない。別の業界を見てみたら、自分の軸に近い仕事が見つかるかもしれない。
そうした時間を持てることが、早く始める意味なのだと思います。
焦って就活を始めると、いつの間にか「早く終わらせること」が目的になってしまうことがあります。内定をもらったからここでいい、周りも決まっているから自分も決めないといけない、これ以上続けるのは大変だからもう終わりにしたい。そう思ってしまうのは、とても自然なことです。
でも、就職は内定を取って終わりではありません。入社してから、その仕事と向き合う日々が始まります。だからこそ、早く内定を取ることだけが正解ではないのです。
就活に迷ったときは、自分の基準に戻ってみる
彼が就職活動を通じて大切だと感じたのは、「自分の基準を持つこと」でした。
どんな会社がいいのか。どんな仕事なら続けられそうなのか。何を大切にして働きたいのか。その基準がないまま内定をもらうと、「もっといい会社があるのではないか」と迷い続けてしまうことがあります。
彼にとっての基準は、「人の役に立つ仕事」であること。そして、自分に合う形でその思いを実現できることでした。その基準があったからこそ、一度内定をもらった後でも立ち止まり、納得できる選択にたどり着けたのだと思います。
就活では、周りのスピードが気になります。早く内定をもらった人を見ると、自分も急がなければと感じるかもしれません。
でも、早く決まることだけが正解ではありません。大切なのは、自分が納得して前に進めるかどうかです。
内定をもらったけれど、このまま決めていいのか不安。自分に合う仕事がわからない。そんなときは、一度、自分の基準に戻ってみてください。
ツナグバでは、20代の就職活動に寄り添いながら、一人ひとりのペースや価値観に合わせたサポートを行っています。
焦って決めるのではなく、納得して選ぶ就活をしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。



