「夢を諦めない。でも妥協もしなかった」将来につなげるために選んだ、わたしの就活│新卒就活体験記 #09 野口さんインタビュー

やりたいことがあっても、今すぐその道に進むことが正解とは限りません。そんなとき、あなたならどんな選択をしますか。

山梨県出身の野口侑夏さんは、千葉の大学で動物の専門分野で学び、将来はオーストラリアで動物看護に関わりたいという夢を持っています。

その一方で、夢を実現する準備も必要でした。語学や資格、資金、経験。そのすべてを見据えたうえで、新卒で一般企業に就職する道を選びます。

ツナグバとの出会いをきっかけに、約10日という短期間で内定を獲得した野口さんのストーリーには、これから進路を考える学生にとって大きなヒントがあります。

目次

最初に目指していたのは、書道家と獣医師

野口さんの進路は、最初から一本の線でつながっていたわけではありませんでした。高校生の頃には、書道家を目指していた時期があったといいます。実際に書道の道に進む選択肢もあり、受験の段階では書道系の学科にも合格していたそうです。

ただその一方で、動物に関わる仕事への思いもずっと持っていました。もともとは獣医師を志していたものの、進路を現実的に考える中で、動物看護師という道へと方向転換していきます。最終的に選んだのが、動物看護師の国家試験が受けられる千葉の大学でした。

大学では危機管理学をベースに、動物に関する学びを深めていきます。災害時に動物をどう避難させるか、災害救助犬にどのような備えが必要かなど、人と動物の命を守るための知識に触れていく中で、動物に関わる仕事への思いはより強くなっていきました。

進路を選ぶたびに迷いはあったものの「自分が後悔しないこと」を選んできた積み重ねが、今の野口さんにつながっています。

海外研修をきっかけに見えた、夢と現実のあいだ

大学2年生の夏、野口さんはアメリカの大学で3週間の研修を経験しました。その中で感じたのは、日本とは異なる動物医療のあり方と、動物に対する意識の違いでした。

日常会話はできても、ネイティブの英語になると一気に難しくなること。海外で学ぶには、語学力だけでなく、現地で生活しながら吸収していく力も必要になること。短い期間の中でも、多くの気づきがあったといいます。

この経験をきっかけに、「いつか海外で動物看護に関わりたい」という思いは、より具体的な目標へと変わっていきました。なかでも、保護活動が盛んでさまざまな動物と関われる環境があるオーストラリアは、強く惹かれる場所になっていきます。

将来的には現地で国家試験に挑戦し、動物病院や保護活動に関わりたい。その想いは、就活の時期になっても変わることはありませんでした。

一方で、その夢を実現するためには、時間も準備も必要だという現実も見えてきます。語学、資格、そして渡航に向けた準備。すぐに飛び込むのではなく、一度しっかりと土台をつくる必要があると感じるようになりました。

大学3年生の3月からは、動物病院での実習を行いながら就職先を探していましたが、現場を経験する中で「思っていた働き方とは少し違うかもしれない」という感覚も生まれていきます。納得できる環境が見つからないまま、8月頃まで悩み続けました。

その末に、9月から一般企業への就職も視野に入れるようになります。動物の道を諦めたわけではなく、「どうすれば夢に近づけるか」を考えた結果でした。

家族からもまずは就職をという言葉があり、将来に向けた準備期間として働くという選択を決めます。夢を手放すのではなく、叶えるための順番を見直す。その発想が、新卒就活の軸になっていきました。

就活のきっかけは、思いがけないカタチ

一般企業への新卒就活は、かなり偶然に近いきっかけで動き始めます。エントリーシートの見本をネットで探していたとき、ふとした流れでキャリア支援サービスに登録することになったそうです。

そこから複数のエージェントを紹介され、最終的には7社ほどを比較することになったといいます。自分から積極的にエージェントを探しにいったというよりは、思いがけない流れの中で就活の選択肢が広がっていきました。

ただ、その中ですべてが自分に合っていたわけではありませんでした。将来の夢を話したときに、「無謀だ」「現実的ではない」と受け止められてしまうこともあり、自分の気持ちをそのまま話しづらい場面もあったそうです。

そんな中で出会ったのが、ツナグバでした。

PICK UP 1

夢を否定せず、今の選択を一緒に考えてくれた

野口さんがツナグバに感じたのは、「夢を前提にキャリアを考えてくれたこと」でした。

将来の目標を否定するのではなく、「そのために今どんな会社を選ぶべきか」を一緒に整理してくれたといいます。

他のエージェントでは難しいと言われることもあった中で、ツナグバは働き方や条件まで丁寧に向き合い、納得できる選択肢を提示してくれました。

その結果、短期間でも迷いなく決断できたそうです。

ツナグバとの出会いから、約10日で内定が決まった

ツナグバと初めて話したのは、2025年10月27日でした。そこから企業紹介を受け、11月3日に一次面接、11月6日には内定が決定します。

一般企業への切り替えから考えると短期間ですが、野口さんにとっては、それまで悩み続けてきた時間があったからこその決断でした。

最終的に選んだのは、建設業界で施工管理として働く道です。大学で学んできた分野とは異なるため、一見すると意外な選択に見えるかもしれません。けれど、この決断には野口さんなりの理由がしっかりありました。

まず、人と直接関わる仕事がしたかったこと。そして、他の業界も候補にあったものの、残業やシフト制の働き方では将来の準備と両立しづらいと感じたこと。さらに、親戚に建築士がいて、建設や建築の仕事を身近に感じていたことも後押しになりました。

建設の仕事は、人の暮らしの土台をつくり、社会に残り続ける仕事でもあります。そうした意味のある仕事に携われることにも、魅力を感じたそうです。

現場を支える仕事に挑戦する

入社後は、施工管理として必要とされる現場に入り、作業者の安全管理や工程管理、納期の遅れが出ないように全体を見ながら、建物やインフラの完成までを支える役割を担う予定です。

アルバイトでリーダーのような立場を経験したことはあっても、現場全体をまとめるような仕事は初めてです。しかも、現場にはさまざまな年代の人がいて、それぞれの立場や役割があります。その中で自分がどう動き、どう周囲と関わっていくのか。野口さん自身も、そこに大きな成長の余地を感じているようでした。

また、施工管理には国家資格もあります。まずは一通りの仕事ができるようになり、そのうえで資格取得も目指していきたいと話していました。

「入ったからには、ちゃんとできるようになりたい」。その言葉からは、新卒で入る会社をとりあえずの就職先として見ているわけではなく、自分の将来をつくる一つの経験としてしっかり向き合おうとしている姿勢が伝わってきます。

PICK UP 2

「なんとなく」ではなく、条件を整理して選べた

野口さんは就活の中で、「譲れない条件」を明確にしていました。

働き方やストレスの少なさ、人との関わり方など、自分にとって大切な軸を言葉にしていたといいます。

業界ではなく条件で選んだからこそ、最終的に「自分に合う会社」に出会うことができました。

その結果、専門外の道でも納得して前向きに決断できたのです。

新卒就職はゴールではなく、夢に向かうための準備期間

野口さんの長期的な目標は、今もはっきりしています。最低でも3年後を目安にオーストラリアへ渡り、現地で動物看護師の国家試験に挑戦すること。そして、その先で動物病院や保護活動に関わることです。

そのためには、語学の勉強も必要ですし、渡航や学びにかかる費用も必要です。本人の話では、留学説明会などで提示された目安は最低でも数百万ほど。さらに、現地のネイティブな英語についていくためには、最初の半年ほどは勉強にしっかり時間を使いたいとも考えています。

就職後は、生活リズムが整ってきたタイミングで、オンライン英会話なども始めたいそうです。つまり今回の新卒就職は、夢から離れるためではなく、その夢をもっと現実的に近づけるための選択でした。

今の会社で経験を積み、資格も取り、自分で資金を準備しながら、その先の挑戦につなげていく。夢を叶える順番を、自分なりに書き直したとも言えるかもしれません。

後輩に伝えたいのは、「比較しすぎないこと」と「譲れない軸を持つこと」

就活を振り返って、野口さんが後輩に伝えたいと話していたのは、「周りと比べすぎないこと」でした。

就活では、友人が先に内定をもらったり、周囲の動きが見えたりする中で、どうしても焦ってしまう瞬間があります。しかも野口さんは、近くで相談できるような方が少ない環境で、自分で考え、自分で進めていかなければならない場面も多かったそうです。

そんな中で大事だったのが、「ここだけは譲れない」という軸を失わないことでした。働き方でもいいし、収入でもいいし、将来につながるかどうかでもいい。何を大切にしたいのかを自分の中で持っておくことが、就活では本当に大事だと感じたといいます。

「妥協して入った会社を後悔するよりも、自分なりに頑張って選んだ会社で違いを知るほうが、ずっと納得できます!」その言葉には、迷いながらも自分の就活に向き合い続けた野口さんの実感がこもっていました。

PICK UP 3

妥協しない就活は、わがままではない

野口さんにとって、夢や条件を大切にすることは「わがまま」ではなく、自分の人生に向き合うための選択でした。

将来の目標を見据えながら、今は経験と準備を積める道を選んだといいます。

ツナグバは、その軸を崩さずに現実的な就活へとつなげてくれました。

夢を諦めない。でも妥協もしない。その姿勢が、納得のいく選択につながっていました。

迷っている時間も、きっと意味がある

就活は、正解を探すものではなく、自分のこれからを選び続ける時間なのかもしれません。

野口さんのように、夢をそのまま追いかけるのではなく、一度立ち止まり、遠回りに見える道を選ぶこともあります。
それでも、自分の中にある「譲れないもの」を手放さなければ、その選択はきっと未来につながっていきます。

もし今、何を選べばいいのか分からずに迷っているなら、その時間も無駄ではありません。あなたの中にある想いや可能性を、一度言葉にしてみてください。誰かと一緒に整理することで、見えてくる道もあります。

あなたの選択が、納得できる一歩になりますように。

もし一人で整理しきれないときは、誰かと一緒に考えてみるのも一つの方法です。

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