

『好き』が仕事につながる〜就活体験から見えた進路選びのヒント|新卒就活体験記 15 佐藤 花さん(仮名)インタビュー
「何をやりたいのか分からない」「面接で落ち続けて自信がなくなってきた」。
就活をしていると、そんな気持ちになる大学生は少なくありません。周りが次々と内定を獲得していく姿を見て、焦りを感じることもあるでしょう。
今回お話を伺ったのは、大学編入や留年など、予定どおりに進まない経験をしながらも、自分に合う仕事を見つけて内定を獲得した大学生・佐藤 花さん(仮名)です。
印象的だったのは、「やりたい仕事は特別な場所ではなく、日常の好きの中にあった」という言葉でした。そして、もう一つ大切だと感じたのは、一人で抱え込まずに誰かへ相談すること。
自己分析や面接に悩んでいる就活生にとって、肩の力を少し抜いて前に進めるヒントが詰まったインタビューをご紹介します。
※プライバシー保護のため、お名前は仮名で掲載しています。
自分の好きなことを学びながら、就活は大学3年生からスタート

佐藤さんは東京で生まれ、小学校高学年で群馬県へ移りました。その後、短期大学で国文学を学び、さらに通信制大学へ編入。大学では国文学や民俗学を専攻し、地域に伝わる文化や風習について研究していました。
もともと「就職に役立つから」という理由ではなく、自分が興味を持てることを学びたいという思いで進学したそうです。
就活を始めたのは大学3年生の4月頃。周囲の学生が早くから動き始めていることに焦りを感じ、とにかく合同説明会へ参加し、さまざまな企業を見て回るところからスタートしました。
就活を始めたばかりの頃は、「何から始めればいいのか分からない」と感じる人も多いでしょう。まずは業界や仕事を知ることから始めるのも、一つの方法です。
面接で結果が出ず、自信をなくした時期もあった
当初、佐藤さんは教員を目指していました。
しかし体力面への不安もあり、公務員試験へ方向転換します。それでも筆記試験は通過する一方で、面接で思うような結果が出ませんでした。
「面接で落ち続けて、自信をなくしていました」
そんな状態が続くうちに、「もう一人では難しい」と感じるようになったそうです。精神的にも追い詰められ、誰かに相談したいという思いが強くなっていきました。
就活では、「面接で落ちる=自分が否定された」と感じてしまうことがあります。
多くの場合、自分の魅力が十分に伝わっていないだけというケースも少なくありません。一人で悩み続けるよりも、客観的な意見をもらうことで見える景色が変わることもあります。
面接対策を重ねる中で、自分では気づかなかった「好き」が見えてきた
佐藤さんは就職エージェントへ相談することを決意します。
最初に利用したサービスでは、担当者との連絡頻度や相談のタイミングに不安を感じることもありました。その後、ツナグバのキャリアアドバイザーと出会います。
特に印象に残っているのは、面接対策だったそうです。
「納得できるまで何度でも練習に付き合ってくれました。客観的なフィードバックをもらえたことで、自信を持って面接へ行けるようになりました」
さらに、対話を重ねる中で、自分でも気づいていなかった「コスメが好き」という気持ちにも改めて気づいたと言います。
普段から化粧品を見ることは好きだったものの、それを仕事と結びつけて考えたことはありませんでした。
担当者との会話を通じて、「その好きは仕事選びのヒントになるかもしれません」と提案され、ドラッグストア業界にも目を向けるようになったそうです。
自己分析というと難しく考えがちですが、実は日常の「なんとなく好き」が仕事につながることもあります。
最後の決め手は「この人たちと働きたい」と思えたこと
最終的に佐藤さんはドラッグストアへの就職を決めました。
決め手になったのは、仕事内容だけではありません。
「面接官の方がとても親切で、寄り添って話を聞いてくれたんです。この人たちと一緒に働きたいと思えました」
これまで受けた企業の中には、表情がほとんど変わらない面接官もいたそうです。一方で、内定先では自然に会話ができ、働く人たちの雰囲気にも安心感を持てたと振り返ります。
もちろん、面接官だけで会社のすべてが分かるとは限りません。
それでも、自分が自然体で話せる環境かどうかを感じ取ることは、企業選びの一つの判断材料になるかもしれません。
現在は内定者アルバイトとして店舗で経験を積みながら、登録販売者(例:「ドラッグストアで医薬品販売に必要な資格」など)の資格取得にも挑戦しています。将来は、お客様から「あなたに相談してよかった」と思ってもらえるスタッフになりたいそうです。
就活生へ伝えたいのは、「一人で抱え込まないこと」
最後に、これから就活を始める大学生や新卒の皆さんへのメッセージを伺いました。
佐藤さんが最初に話してくれたのは、「一人で抱え込まないでほしい」ということでした。
「相談して客観的なアドバイスをもらっただけで、自分の道が開けたような気がしました」
そして、もう一つ印象的だった言葉があります。
「自分の少しの好きの中に、仕事選びのヒントが隠れていることがあります」
好きなコスメでも、本でも、旅行でも構いません。
「なぜそれが好きなのか」「どんな時間が楽しいのか」を少し振り返ってみると、自分でも気づかなかった価値観や強みが見えてくることがあります。
自己分析は、自分を無理に作り上げる作業ではありません。
今までの自分を、少し丁寧に見つめ直す時間なのかもしれません。
あなたの就活も、一人で悩まなくて大丈夫です
就活では、不安になることもあります。
面接で思うように話せない日もありますし、「このままでいいのかな」と立ち止まることもあるでしょう。
そんな時は、一人で答えを探し続けなくても大丈夫です。
誰かと話すことで、自分では気づけなかった強みや、「好き」のヒントが見えてくることがあります。
もし自己分析や面接対策、企業選びで悩んでいるなら、一度ツナグバへ相談してみるのも一つの方法です。
あなたの考えや気持ちを整理しながら、一緒に就活を進めるサポートを受けることで、自分らしい一歩が見つかるかもしれません。



